ブック・アートの世界: 絵本からインスタレーションまで

制作 : 中川 素子  坂本 満 
  • 水声社
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本棚登録 : 44
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891765842

作品紹介・あらすじ

本書は、本とアートが織りなす世界のなかから、執筆者それぞれが心に惹きつけられた作品を実際に手にとり、その姿をじっくりと紹介してみようという一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号:020.4/Nak

  • ブック・アートを標榜しているだけあって、とても斬新な装丁。本そのものより帯の谷川俊太郎のメッセージのほうが目立っている。
    内容は学芸員や美術評論家などが何冊かのアートブックをピック・アップして紹介するというもの。
    本+アートということでかなり絞られた内容になるのではないか、と思って読んでみたらそんなことはなく、むしろ幅広い。
    僕も驚いたのだが結構色んな作家が挙ってアート・ブックの制作をかなり熱心に行っていて、
    デュシャンやコルビュジエや松澤宥など、割と誰でも知っているような作家もアート・ブックを作っていて、それほど敷居は高くなく読める。

    中でも二人のエルンスト・・・画家のエルンストと天文学者のエルンストの共著による「マクシミリアーナ」と、
    西村陽平による、陶芸の窯で焼かれて異世界の植物のような形相になった「新修漢和大辞典」は、たいへん興味深い内容であった。

    アート・ブックと一口に言ってもその様態は多岐に渡る為、きっと貴方のお気に入りの一冊も見つかることだろう。

  • 本がメディア卒業中。

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