- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891769888
作品紹介・あらすじ
侵入した女は何者なのか-実際に起きた出来事を題材として、現代社会の孤独を描きだす、気鋭の著者の意欲作。
感想・レビュー・書評
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実際にあった話を題材にしているらしい。全体的に映画ような雰囲気。おしゃれでアンニョイな感じが不思議。醸し出されるフランス映画感。
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フランスの人が日本の新聞見て、興味が湧いた事件を見つけ触発され、日本を舞台とした小説書いてみました。
駄目じゃないのよ嫌いじゃないのよ。
でも、やっぱり不必要にオシャレアンニュイ。
数年前に黒人歌手ジェロが演歌歌っていたが。
やっぱり日本のオサーンオバハーンとしては吉幾三に癒される訳でして、ジェロに出雲崎来られても(歌詞より)バチャーン達は「ひい聖書買わないわよ!」となる訳で。
あのー、本はとても面白いので、他に出てる作品も読んでみたいと思います。 -
自分の家に、誰かいる。
最初、単なる男の幻想かと思っていたんだけど、え、本当にいたよ…。ということが明らかになります。男の設置した監視カメラのおかげで。
知らぬ間に女が自分の家の押し入れに住んでいた。しかも一年近く知らずにいた。
本当にあった事件をもとにしているらしい。
不在、見る・見られる、見ている現実とは異なるもうひとつの現実。
スリリングな内容もそうだが、この作品で面白いのは、なぜ長崎?ってことと、フランス人が書いているってこと、そして語りの視点がころころ変わること。静かな、抑制した声で語りつづられる映画みたいなイメージ。
古本屋さんで昔見つけて、高かったので買わずにいたのをようやく図書館で借りてきて読みました。 -
あんなにミステリアスで興味深い話も、フランス人が書くとこうなっちゃうんだ…残念
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自分の留守中に、家の中のものがほんの少し変わっている。冷蔵庫の中の飲み物が、ほんの少し2cmくらい減っている。不安を感じ、カメラをセットし職場のPCで仕事の合間に観察していると、知らない女がカメラをよぎる。
なかなかの発想、と思いきや新聞に掲載されていた本当にあった記事にインスパオアされた小説。
知らない間に家に住みつかれていた主人公に、住みついていた女から手紙が届く。
なかなか面白かった。