戦国ぼっち2 ~Revenge of the super battle ship~(桜ノ杜ぶんこ)

著者 :
制作 : 一二三書房 
  • 一二三書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891991579

作品紹介・あらすじ

九尾山城篭城戦から1か月。現代に戻った一郎太は、コスプレ会場で鎧姿の美少女・三好麗と再会する。麗から有貴姫が誘拐されたと聞いた一郎太は、謎の祠を通じて再び戦国時代にタイムスリップ!しかし、一郎太を待ち受けていたのは北条忍者軍団・風魔の魔の手だった。関東から大坂へと変転する一郎太と美女たちは、太閤・秀吉や真田幸村たちと出会い、瀬戸内に浮かぶ、村上水軍に奪われた無敵の超巨大戦艦の奪回作戦に臨むことになってしまうのだった。危機!危機!絶対絶命の連続。その中で一朗太は、一人の美しい海賊娘と出会うのだが…。目まぐるしく展開するジェットコースター感覚のリアルな戦国エンターテイメント第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 第一巻は戦国時代にタイムスリップと言いつつ、創作のお城にずっと籠城する展開だったから、そこまで戦国時代が舞台なら触れない訳にはいかないといった類の人物が登場することはなかった。
    けれど、今回は江戸から始まり大坂を経由しの瀬戸内海での海賊退治ということで様々な人物や勢力が登場していた点は大いに評価したい。それでいて豊臣秀吉に真田信繁、小早川隆景なんてビッグネームが登場するのだからたまらない

    又、推理要素に関しても前回は根拠の薄い指摘で犯人がべらべら真相を自白していたものだったが、今回は判る人には判るレベルのヒントが散りばめられ一郎太によるしっかりした推理が行われたため、謎解きを楽しむことが出来たのも良かった

    ただ、恋愛要素だけが何ともなぁ……。ニューヒロインとして沙希が加わったけれど、それ以外は前回とほぼ変わらない構造。前回は一郎太の中では麗への想いが一歩抜き出ているような印象があったけれど、今回はその兆候はあまり見られない。むしろ再会したりよとの交流が他のヒロインより抜きん出ていたような
    ヒロイン構造に変化はなくてもいいから、せめてもう少し読者が納得できる惚れ方をするヒロインは居ないものか

  • あらゆる難局を幸運だけで乗り切り続ける謎のラッキーボーイ、一郎太少年(高校二年生)のご都合戦国漂流記(笑)の第二巻。
    ハリウッド映画張りのピンチに次ぐピンチがテーマってことだが、主人公は特に何をするでもなく謎の幸運ですべて助かるので緊張感ってものがない。
    ここまで笑ってしまうほどご都合主義で行くのなら、いっそコメディかとってもラッキーマンなみのギャグにしてしまえば面白かったかもしれないね。
    チョー、退屈。

    半分くらいまで読んだけど、毎度毎度の幸運展開でさすがに呆れた。
    歴史ネタの固有名詞がめんどくさいし、もうういや。投げようと思う。

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著者プロフィール

京都市生まれ。立命館大学法学部卒業後、読売新聞大阪本社記者を経て、フリージャーナリストとして独立。1998年に無料紙媒体では国内初となる家庭用コンピューターゲーム専門の総合情報紙「GAMEゆーゆー(現ジャパニメイト)」を創刊し、2013年まで発行人兼編集長を務めた。 同年、歴史読本「乙女のための名将言行録」で作家デビュー。主な著書に、歴史ファンタジー「戦国ぼっち」シリーズなど。

「2020年 『げえむの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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