甲田療法の元になっている自己回復力を高める健康法で、1927年に西勝造により発表された。しかし今読むと最近見直された…と言われるような水分の取り方や骨格の維持など、かえって最新式のような印象を得る。
この本も朝食抜きの2食主義として、甲田療法にも出てくる金魚運動や背腹運動の詳しい図解のほか入浴方法、薄着のススメなどが理由とともに解説されている。
食事の内容は病気治療を目的としている甲田療法に比べてゆるく「健康法」というタイトル通りで、困難さは感じられない。
この世の中には永遠不変の健康体も絶対的な幸せの形というものも存在していません。ただ、あなた独自の健康や、あなたらしい幸せの形というものは、確実に存在します。そして、その基準を決めているのは、あなた自身なのです。
…この言葉が印象深く残った。