やくそくするね。

著者 : 杉本深由起

• ビーエル出版 (2002年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[小柳小学校さんの感想 · 2019年1月21日]

30年度 　5-2

[akiuwaさんの感想 · 2011年9月5日]

「やくそくするね！」といった感じの幼児向けの本かと思って借りてきたら、ぜんぜん違っていて、小学生くらい向けの本でした。

神戸大震災でなくなった兄を思い起こして、腕白だけど優しかった兄に代わって自分がしっかりと生きていくねと約束する小さな妹。実際に震災を経験したものでなくても、ストーリーと絵柄から、じーんとくるものがあります。

3歳の息子にはムリかと思いながら読み進めましたが、絵のせいか、案外すんなりと聞き入っていました。特に表紙にも描かれたルミナリエが綺麗で気に入ったよう。ちゃんと内容を理解出来る頃、再読させたいなと思いました。

著者プロフィール

『トマトのきぶん』（銀の鈴社）で第24回日本児童文芸家協会新人賞、『漢字のかんじ』（銀の鈴社）で第14回三越佐千夫少年詩賞、『ひかりあつめて：ことばの力でいじめを超える！』（小学館）で第40回日本児童文芸家協会賞を受賞。絵本に『漢字はうたう』『学校はうたう』（あかね書房）などがある。

「2023年 『ぶるぶる ぞくぞく でも おもしろい！ こわ～い昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」