- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892699238
感想・レビュー・書評
-
日本における熱中症の現状から熱中症の新常識(2017年)、熱中症の予防と対策などを総合的に詳細かつ丁寧に解説。
2023年5月-6月期展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00534104詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
予防の3原則
①外部からの放射熱が体内に侵入することを防ぐ
②体表から出る熱をできるだけ多く外部に拡散する
③体表に分泌される汗はできるだけ速く有効に蒸発させること -
[三葛館医学 493.19||MI]
まもなく梅雨が明けて本格的な夏がやってきます。夏休みの計画はもうお決まりですか。海水浴や野外イベントなど戸外で過ごす機会も増えると思いますが、楽しみの反面、気を付けたいのが熱中症です。
厚生労働省発表「年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年~27年)」によると近年の熱中症による死亡者の約80%は65歳以上の高齢者です。ですが、本書の第Ⅱ章1「統計から見るわが国の熱中症」では、年齢区分別救急搬送割合として成人(65歳未満)が約40%、高齢者が約50%と、体力のある若い世代も高い発生頻度であることが分かります。また、発生時期としては身体が暑さに慣れておらず、湿度が高く発汗が妨げられがちな梅雨明け頃が最多とのことで、まさにこれからですよね。みなさま、どうかご留意を。
目次-------------------------------------
第Ⅰ章 熱中症の新常識
第Ⅱ章 日本における熱中症の現状
第Ⅲ章 熱中症の予防と対策:最新事情
-----------------------------------------
(ゆず)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=89464