- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893096395
作品紹介・あらすじ
実話に基づく愛猫の物語。ぼくはずっと、ももちゃんだけをみてるのに―。ぼくが赤ちゃん猫のときから、ぼくはももちゃんといつもいっしょ。ももちゃんと、のびをする。ももちゃんと、ひるねする。ももちゃんと、木にのぼる。木のうえはふたりの舟・・・。ぼくたちの幸福な日々は、ずっとずっとつづくと思っていた。そんなある日、ちっちゃくてピカピカの子猫、すなこがやってきた―。ヒグチユウコさんの推薦帯つき。
感想・レビュー・書評
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なんかオシャレな感じ。ねこちゃんの気持ちがよくわかる。最後は みんな とても よいかんけい になってよかった。
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宇野亞喜良さんの実話にもとづく 愛猫の話。
ももちゃんのぼうしのボンボンくらい、小さなときに、ももちゃんの家にやってきた、ねこのボンボン。ぼく ボンボンとももちゃんはいつもいっしょ。ももちゃんといっしょにうたったり、手をつないで走るのがすき。いっしょに木の上にのぼる。
きのうえはふたりのふね。
ふたりで どこへだって いける。
ある日、ちっちゃい すないろの すなこ というこねこが やってきた。
すなこが きてから ももちゃんは すなこばかりみている。 すなことばかり あそんでいる。
ぼくはずっと ももちゃんだけを みてるのに。
……ボンボンは、だんだん元気がなくなっていきます。
やるせない。
なんだか いきているのが やりきれない。
くやしいけど、すなことおなじことを してみる。
だめ、ももちゃんは ぼくのほうを みてくれない。
ほんとうは すなこみたいに あまえたくないけれど、ミャーと まねしてみる。 ああ、でも のどが カラカラ。 こえが でない。
すなこより さらにたかいところに のぼった。
うんよく、とけいが 3じを ならしてくれた。
ボーン ボーン……
「かみさま どうか ぼくから ももちゃんを
とりあげないでください」
そのときだった。
「ボンボン?」 ももちゃんの ひとみに ぼくが
うつった。
ももちゃんに だかれて したに おろされ
ぼくは ひさしぶりに ももちゃんの においを
かいだ。 うーん、たまらない。
……そして
ももちゃんと ぼくと すなこ。
いまは みんな とても よいかんけい。
……ラストページで、眠っているももちゃんの背中にすなこ、おしりにボンボンが くっついている、可愛らしい絵をみて、ボンボン良かったね!と
ほっとしました。でも、ほったらかされていた
ボンボン 可哀想だった。
……それにしても、宇野亞喜良さんの描く女の子の絵って、笑顔がなくて、どこか沈んだ アンニュイなお顔をしているのに、ポーズや、お洋服が、キュートで、とてもチャーミングです。
ねこのボンボンは、表情豊かに描かれていて、とても 気持ちが伝わる絵でした。
すなこと ももちゃんと ボンボン
仲良しになれて、とても良かったです!
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4歳3ヶ月の娘へ
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何だか、ものすごくスタイリッシュ。
いわゆる子ども向け絵本とはちょっと違う。
すなこがやって来たときのボンボンは、下の子が生まれて、さみしい思いをするお兄ちゃんみたいだ、切なくなってくる。
最後はみんな仲良くなって良かった。 -
きのうえはふたりのふね
ふたりでどこへだっていける。
ボンボンとももちゃん、そしてすなこ
せつない、関係の物語。
もう読み始めたら、きっと目が離せなくなっちゃいますよ。 -
エキゾチックな絵本♪
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すきになったらの絵本あった
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飼い主のももちゃんと猫のボンボンのお話。
新入り猫のすなこを加えた3人の関係が何とも言えず可愛くもあり、切なくもある。
動物と暮らしたことのある人なら思い当たる節があると思う。我が家の猫を抱き締めて、大好きだよと言いたくなる絵本。そして、宇野亞喜良さんの描く女の子と猫が大好き。