日本の神話シリーズ4。
3巻で地(根)の国にきたオオナムチ(のちのオオクニヌシ)は、おじいさんのおじいさんのおじいさんであるスサノオの元に身を寄せます。そこでスセリヒメと出会う。
スサノオはオオナムチにヘビやムカデや蜂のでる部屋で寝泊まりさせたりして、オオナムチを強くさせようとする。そのたびにスセリヒメがオオナムチを助ける。広い野原に矢を放ち、取ってくるよう命じながらも火をはなつスサノオ。危機一髪のところ、ネズミに「うちはほらほら そとはすぶすぶ」とアドバイスをうけて、地面の穴に隠れて難を逃れる。
スサノオは頭のムカデをとらせようとしたりしたりしたが、機嫌良く眠ってしまった。スセリヒメが今のうちに一緒に逃げようと言い、スサノオの髪を柱に結びつけて、スセリヒメを背おって2人は地の国を出た。
スサノオは「これからはオオクニヌシと名乗り、大きな国を治めよ」と声をかける。後に、オオクニヌシは各地をまわり、意地悪な兄さん神や悪い神をこらしめた。