- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893468536
感想・レビュー・書評
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一言で言えば、「感動した!」
ソフトカバーで読みやすいですが、
内容はかなりの骨太っ!!
著者は関西の大手進学塾で講師をされていた方。
業界の内部を(ほんのちょっとだけ)知る人間としては、
非常に興味深く読ませて頂きました。
そして、非常に勉強になりました。
筆者の主張はただ一つ。
-人間はアタマでわかっても、ココロでわからんと行動できない。
そして、ココロで理解するには、「感動」が必要。
当たり前と言えば、当たり前ですが。
筆者の感動を呼び起こす工夫がスゴイ!
こーゆうアツい(けど、クサい)話、大好きです(笑)
個人的には、
・東京通信工業の話(p.28)
・クリスマスプレゼントの話(p.178)
・甲陽を目指したS君の話(p.221)
が好き。
具体的な感動話は本を呼んでみて下さいな。
単に話がウマイだけでなく、
日常の生活から人を感動に巻き込むヒントがあるはずだと
日々、アンテナを張っているのだなと感心しました。
そして、もう一つ参考になったのが「子供の叱り方」。
ポイントは「理屈をキチンと説明する」&
「フォローを入れる」の二点なのですが、
具体例を読みながら思わずナルホド~と唸ってしまいました。
実際に自分の子供を育てるのはもうちょっと先の話になりますが、
自分が親になったときにもう一度読み返してみたい部分です。
教師や親に勧めたい一冊!
読みモノとしても面白いデスヨ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教えるという、教員だけではなく、子を育てたり部下を育てたりといった教育する立場にいる人、全てに応用できる教え方の本です。
“感動”をテーマにした授業や、声かけ、などが具体的に示されていて参考になります。
感動を生むためのテクニックがとてもわかりやすく、納得できるものでした。語順を変えればいいというものでもないでしょうが、話の構成一つでこんなに面白くなるんだと驚きました。
理論化されているので、応用しやすいと思いますし、実際の場面が思い浮かんで思わず感動させられることも。
結局は同じ中身でも、どうやって話すか、組み立てるかということで、響き方が変わるのだと思う。
話し方の本としても応用が効くのではないかと。
心で理解することで人は初めて動くということ。
頭ごなしに叱ったり、ドリルをこなしたり、それが子供達目線ではなく、こちらの都合を押し付けているだけなんだと気付かされます。
クレームの対応、やる気のない子への声かけ、頑張りきれなかった受験生への最後のエール、感動の力をまざまざと見せつけられるような話ばかりです。 -
人はルーチンに陥りやすい。初心の熱い心を思い出させる。
折れない鉄板→地面の上は渡れるが、高層ビルの上は渡れない。
能力は同じ。違いは自信。
相手の感情を共有してもらうには
①まずは、こちらが感情移入をする
②喜怒哀楽を大きく示す
③疑問系を使う
人を育てるには愛のあるプラス思考
例:歯を磨かないと虫歯になる
→一生丈夫な歯で美味しいものを食べられる
勉強しないとろくでもない
→出世して、海外旅行たくさんできる
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フォトリーディング&高速大量回転(五回のみ)。
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塾講を極めると、学校教育で今叫ばれているほっとなトピックまで抑えられるのかぁ。後半のエピソードは涙もの。
信頼関係が大切だとか、ルールとリレーションが大切だと大学で習いますが、教員免許を持っていない著者が実体験からここまで今学級経営で大切だと言われているエッセンスに気づいているのはすごい。 -
素直なココロが大事。
感動ストーリーがいくつか掲載されていました。 -
すべては感動から始まる。
大人になって感動する難しさは本人が1番分かってる。
だから素直さが必要なんだ。
素直だから感動出来る。
それが大事なんだな。
著者の作品を色々読んでますが、その度に気づかされます。
良書に出会えました。
合掌 -
感動パターンはそういうキャラが定着すると効果は大きいが、実際そのパターンを根付かせるのが難しかったりする。