世界にひとつしかクリスマスツリ-がなかったら

著者 : 池谷剛一

• エフ企画 (2007年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

けんかも戦争もなくして…たったひとつのツリーに聖なる夜の願いごと。クリスマスに起こった奇跡の物語。

感想・レビュー・書評

[inakagjさんの感想 · 2014年7月18日]

そういう展開か。
平和への祈り。

[Kidsroom遊さんの感想 · 2022年12月4日]

もし世界にクリスマスツリーが1つしかなかったらどうしますか？

え〜、そんなのクリスマスじゃない！
　
自分の大切な物を1つ持って飾りに行く！

色々な答えが返ってきそうですね。
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これは世界に1つしかないクリスマスツリーに起きた出来事です。
世界中の人がそれぞれの飾り物を手に長い行列をつくりました。
でも人が集まれば…もめごとが起きる。
人が集まれば…争い事が起きる。

そしてこのクリスマスツリーにもやはり……！
並ぶ順番でケンカが起こり、その為にキャンドルが倒れ、火がツリーにまで燃え移ってしまったのです。
ツリーはあっという間に黒焦げになってしまいました。
そこには1人の女の子と燃え尽きたツリーだけが残ります。
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その女の子は飾ろうとしたハートを抱えたまま泣き続けます。
でもまた緑の芽を出して大きなツリーになるかもしれない〜とあきらめずに毎日水をあげたのです。
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結局ツリーは元気になることはなく、その女の子は焼け焦げたツリーにはしごをかけ、ツリーのてっぺんにハートを飾りました。
その姿が月の光に照らされて大きな影となり〜。
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彼女の一途な想いが世界中に届き、今度は沢山の人がハートを持ってツリーにやって来たのです。
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黒焦げになったツリーが気付くとハートで埋め尽くされました。
そう、平和の象徴♥でいっぱいになったのです。
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諦めなければ願いはかなう！
小さな思いも人を動かすことができる！
そんな背中を押してくれるような絵本かもしれません。
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1つしかないクリスマスツリーに何を飾るのか？そんな問い掛けは、あなたは何を大切に想いますか？ということなのかもしれませんね。
自分にとって一番大切なものは何なのかを考え、自分にできる最大の事を探す…。クリスマスはそんなことを考える日なのかもしれない、そんなふうに思いました！
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沢山問いかけのあるメッセージ性の強いクリスマス絵本です。読み手によって感じ方も違うかもしれませんね。
世界中のクリスマス、国によっても違う、家庭によっても違う、あなただけの大切なクリスマスを心静かにお迎え下さいね！

2020年に新装版が出ています、表紙が違うみたいです。

#世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら
#池谷剛一

[猫武炸成さんの感想 · 2021年12月20日]

造本/桑谷速人

[中嶋 小川 真美さんの感想 · 2020年11月29日]

●内容
もし世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら。。

そして、そのツリーが人間の争いにより燃えてしまったら。。

でも、最後はハートで飾られ輝くツリー。

ほっこりする一冊。

●個人的には…
・中国の人はシューマイ飾る…など面白さがgood！
・ツリーを巡って争い、燃え、でもやっぱり人がまたツリーを甦らすところに救いを感じてよいストーリー。
・設定の面白さ、展開、ストーリーの深さと明るさ、そして季節も感じられるしで、☆五つ！

●年中〜

#季節
#冬
#クリスマスツリー

[カレンさんの感想 · 2017年12月19日]

いろんな国のいろんなクリスマス。
みんなそれぞれ好きなものをクリスマスツリーに飾ります。
バナナだったり、シューマイだったり、暖かいミトンだったり。

でも世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら？
大きなクリスマスツリーに世界から列をなして人々が集まります。
自分の一番大切なものをもって。

あなたなら何を飾りますか？
最後に問いかけで終わります。

平成29年１２月
6年1組

[junkotetuさんの感想 · 2017年8月7日]

世界平和を祈ってのことで…

[akiuwaさんの感想 · 2011年12月13日]

一つしかないクリスマスツリーに何をかけるのか、その色々を想像する本かと思ったら…

前半は色々な国の名前を出してきて、その国の子が何をツリーに飾ったかと語られていい雰囲気だったのですが、後半はやや争いごととその悲しみを訴えるような内容で、3歳の息子にはやや難しかったかもしれません。

ただ、終わりの絵はとても暖かな気持ちになれるハート尽くしの絵だったので、怖い終わり方ではなく、幸せを感じる雰囲気でよかったです。

[SAoRiAiさんの感想 · 2011年7月18日]

もしもクリスマスツリーが世界に一本しかなかったら
あなたは、なにを飾りますか？

絶対子どもができたら読んであげたい絵本。

[ふぇありぃてぇるさんの感想 · 2011年6月6日]

２０１２年度　　５年生　　合同
２０１０年度　　４年生　１２月　　５分
１２月といえばクリスマス
でもキリスト教徒でもない私には宗教的なクリスマスのお話は難しく、
そろそろサンタクロースに疑問をもっている子もちらほら・・・
の４年生にはこの絵本を選んでみました。
いろいろな国の人たちが好きなものをツリーに飾り、グローバルな展開にわくわく。
戦争の大好きな将軍が爆弾やピストルを飾るところでは、
子供たちも「えーっ？」
たった一つのクリスマスツリーに世界中の人たちが心を込めて飾りつけていく。
でも、ちょっとしたことから争いが・・・
でも最後はクリスマスらしくハートに満ちあふれて、ほっとしますよ。

[nishinishi555さんの感想 · 2011年1月29日]

Ｈ22年12月　３－２
H23年12月　６－３

[sunshine1986さんの感想 · 2010年7月14日]

世界にひとつしかクリスマスツリーが無かったら、みんなはいったい何を飾る？

著者プロフィール

1969年東京生まれ。多摩美術大学卒業。主な作品に『椅子』（パロル舎）『そして僕は天使になった』（光琳社）『そして僕も天使になった02』（パロル舎）『Then I became an angel』（韓国語訳）『ぼくのやまママのやま』（パロル舎）『てがみがもしとどくなら』（パロル舎）『Then I became an angel bibliothekderprovinz』（ドイツ語訳）がある。作家活動と並行し、全国の幼稚園保育園を中心に絵本ライブやライブペイント等を精力的に活動中。

「2020年 『世界にひとつしかクリスマスツリーがなかったら』 で使われていた紹介文から引用しています。」