S.I.C.HERO SAGA VOL.2 (ホビージャパンMOOK 224)

著者 : 石ノ森章太郎 早瀬マサト

• ホビージャパン (2007年11月30日発売)

感想・レビュー・書評

[seaurchinさんの感想 · 2016年9月5日]

S.I.C HERP SAGAの第2弾。
題材は平成1期の前半にあたる、クウガ、アギト、龍騎、555、剣、響鬼です。

Vol.1同様、高クオリティです。
龍騎では、王蛇、リュウガのサバイブが登場、555ではパラダイス・ロストに続く語られなかったストーリーが展開され、小説 仮面ライダーシリーズに見倣ってほしいほどの内容になっています。
ただ、Vol.1同様、偽ライダーの多様と唐突な展開が気になります。
今のデザインをキープするのであれば仕方ないのでしょうが、内容的に文庫本一冊ほど文章量を書けないと十分に表現できないのではと思いました。

大変個人的な感想ですが、S.I.Cの555はちょっとスタイリシュさに欠けていて、微妙と感じます。
シャドームーンのようなメカニカルを全面にしたデザインにすればいいのにと思います。

著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年（昭和一三）、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ００９』（講談社児童まんが賞）、『佐武と市捕物控』（小学館漫画賞）、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻（アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞）、『マンガ日本の古典１　古事記』など多数。一九九八年（平成一○）一月死去。

「2022年 『文庫　新装版　マンガ日本の歴史　全２７巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」