- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894259188
作品紹介・あらすじ
ひきこもりを決意しかけていた(?)アニスは、ジークの苦渋の提案で、彼の実家へ遊びに行くことに。待ち受けていたのは、温かくも豪快な一家の出迎え。戸惑いつつも楽しむアニスとビアンカは、合流したマリエルと一緒に、地元のお祭りにも参加することに。ところがその夜-竜の花嫁アニスをめぐる、魔法と妄想のファンタジー第4弾。
感想・レビュー・書評
-
“『いいわ、今回は言うことをききましょう。ただい次も同じとは思わないで。竜の花嫁……あなたは所詮、神の道具なのですからね』
さあ。名前を呼んで。
その声に導かれるように、アニスは叫ぶ。
「門を超えて来たれ<エルパージャ……闇色の母竜<マギストラ!」”
アニスのキャラが結構好きだ。
ドレスもかわゆす。
変な生き物が今回は新しく出てこなくてちょっと残念。
続き、出たらいいな。
“「…………アニス様、我が輩は意地悪でもって覚えないフリをしているだけですから。別に記憶力に問題があるとかそういうことではございませんから」
「あら、そうだったの。でもシドは意地悪だから、少々やり返したとしてもあんまり良心は痛まないわねぇ。いえ、もちろん嫌がらせをしてはいけないわ。そこは肝に銘じているんだけど、でもそれでもなお我慢できないのが……そうね、破滅への衝動っていうのかしら。ちょっとロマンチックな言い方よね。ほんとは落とし穴を掘って自分ではまるような真似なんだけど。最近分かってきたの」
「大人です、アニス様」
「シドが起きたらきっと『お前はあのとき何を喚んだんだこの大馬鹿野郎……』なんて怒り出すんだろうなあ。それを思うともう少し寝ていて欲しいくらいなんだけど、だめよね、そんなこと祈ってしまっては」
「我が輩、永眠でも構わないかと思います」”詳細をみるコメント0件をすべて表示