南方熊楠・萃点の思想: 未来のパラダイム転換に向けて

著者 :
  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894342316

作品紹介・あらすじ

欧米への放浪と那智陰栖のなかで熊楠が到達した、日本と西洋、地域と地球を自在に往還する「萃点」の思想とは何か。「内発性」と「脱中心性」との両立を追究する鶴見和子が、熊楠思想の深奥から汲み出したエッセンス。気鋭の熊楠研究者・松居竜五との対談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • スイテンの思想

  • 熊楠の思想と向き合った、鶴見和子の知的奮闘が興味深い。

  • 近代日本の先駆的な環境保全運動を展開した尊敬する南方熊楠さんのお話です。
    「暮らしは故郷の僻地に深く根ざし思想は世界に向かって開かれていた」
    私もそうありたい!!

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著者プロフィール

●鶴見和子(つるみ・かずこ) 1918年生まれ。上智大学名誉教授。専攻・比較社会学。1939年津田英学塾卒業後、41年ヴァッサー大学哲学修士号取得。66年プリンストン大学社会学博士号を取得。論文名Social Change and the Individual:Japan before and after Defeat in World War II(Princeton Univ.Press,1970)。69年より上智大学外国語学部教授、同大学国際関係研究所員(82-84年、同所長)。95年南方熊楠賞受賞。99年度朝日賞受賞。15歳より佐佐木信綱門下で短歌を学び、花柳徳太郎のもとで踊りを習う(20歳で花柳徳和子を名取り)。1995年12月24日、自宅にて脳出血に倒れ、左片麻痺となる。2006年7月歿。

「2015年 『地域からつくる 内発的発展論と東北学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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