マルクスの遺産: アルチュセールから複雑系まで

著者 : 塩沢由典

• 藤原書店 (2002年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[yukimicxさんの感想 · 2010年1月25日]

時間が無いので途中で読むのを断念。 マルクス主義・経済は失敗だったという前提ではあるが、全くの無駄ではなく、新古典派経済学に対する（進化経済学や行動経済学と同様の）アンチテーゼのひとつとして、その価値を再評価している、と云う感じ。 今の市場・資本主義の行き過ぎに対するゆり戻しが来た場合に、マルクス主義が陥ったのと同じ過ちを二度と繰り返さないためにも、教訓としてその失敗を振り返る重要性を主張している。

著者プロフィール

中央大学商学部教授　研究員

「2014年 『経済学を再建する』 で使われていた紹介文から引用しています。」