メールは1分で返しなさい

著者 :
  • フォレスト出版
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513372

作品紹介・あらすじ

日本語・敬語・ビジネスマナー・交渉・クレーム対応…あなたの仕事と評価を劇的に変える「すぐ書く技術」が身につく。

感想・レビュー・書評

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  • 表題どおり。
    ただ、それだけでなく、実は体系的に語られることの少ない、
    メールにおける適切なルール、礼儀が数多くまとめられている。
    その意味で、
    早さにフォーカスしたタイトルは、本書の内容を
    表しきれていないかもしれない。

    返信の早さ。
    なぜそこまで返信の早さにこだわるかといえば、
    読み手の身になってみれば分かる。

    先輩でも、即時に返すことを徹底している人がいる。
    確かに、それを習慣とすると、とても評判が良くなる。
    信頼度も増す。


    近年、個人個人の自由度が増しているパソコン利用環境が、
    ある面では、迷信的な個人個人の”癖”の派生をも許してしまう。
    例えば、
    会社でチームのトップを務める中年社員が言った事に
    びっくりしたのだけれど、
    僕が客先へメールを出した際、
    文章をセンテンスや内容のまとまりによって適宜改行したり、
    時にはまとまりごとに小見出しをつけたり、箇条書きをしていた
    のを見て、
    「なぜ、恣意的に改行する?そんなのはこうやって
    自動折り返しにするんだよ。」
    と、得意げにOUT LOOKの自動折り返し表示をして見せた。
    便利な機能を教えてやろう、ということだったのだろう。
    教えられるまでもなく、あえてそうしないのだ、と
    いうことが、分からないのが自己流に嵌った大人の厄介なところだ。
    メールの通数で言えばはるかに僕よりも書いているはずだけれど、
    適切なマナーは、数をこなせば身につくというわけではない
    ということだ。
    こういう恥ずかしい事を堂々と言ってしまうようになると、致命的だ。

    ちなみに、この本でもかなり始めのほうで、
    「1行の文字数は、自動設定の折り返しに頼らず、
    意味の切れ目のよいところで改行しましょう」
    と書かれている。当然、世間ではこれが常識。
    まあ、読み手になって素直に考えれば分かることだと思う。


    たいていのルールや礼儀は、
    相手のことを考えれば大きく外れることはないけれど、
    基礎の基礎で評判を落とさないように、
    押さえておくのがベターだと思う。

  • 心得本かと思ったら、もっと実用的な、例文集だった。
    私の主義に反する言い回しもあり、使えそうな文もあり。

    相手を大切に思いつつも、メールは意思伝達の手段だと割り切らないと、1通1分では返せないなぁ。

    つまり、私は力の入れどころを間違えているということなのだろうけど。
    丁寧なメールに時間をかけるよりも、コピペメールで済ませて本来の仕事に力を入れなさい、と。

    ただこれも、相手によりけりだと思うのだけど、どうだろうか。

  • 例文辞典のような感じ.マニュアル的になってしまう懸念あり.

  • 本書に、
    1. 平均的ビジネスマンは1日61.5通のメールを受け取る
    2. その処理に4.2時間を掛けている
    3. 某米企業のCEOはどんなメールでも5分以内に返す

    と書いてあったので、ググッたところ、ガートナー ジャパン株式会社の2002年の調査結果が出典のようです。

    でも、受け取る数も重要だけど、1日何通メールするかの方も重要ですよね。
    ということで、6月に入ってからのメール送信履歴から自分がどのくらいメールを書いているか調べてみました。
    6月1日(月) 22通
    6月2日(火) 14通
    6月3日(水) 33通
    6月4日(木) 18通
    6月5日(金) 8通
    6月6日(土) 1通
    6月7日(日) 5通
    6月8日(月) 22通
    6月9日(火) 19通
    6月10日(水) 35通
    6月11日(木) 17通
    6月12日(金) 20通
    6月13日(土) 1通
    ---------------------------------------
    合計 215通(土日を除くと208通)
    平均 16.5通(土日を除くと20.8通)
    最大/最少 35通/1通
    標準偏差 10.8通(土日を除くと8.1通)
    平日は、1日20通以上のメールを書いているということですね。

    結論から言うと、メールを書く機会が多い人も、そうでない人も本書は買いです。

    メールのちょっとした言い回しがもとで円滑に仕事が進まないなんてこと、ありますよね。
    この本の一番良い点は、「相手に受け入れられやすいフレーズ」をこれでもかというくらい示してくれているところだとおもいます。また、行動については、具体的に数値で示す(×月〇日までにとか)ことを推奨していてそれも大切なポイントだなと思いました。

    本書には、メールソフトや、絵文字の使い方なんてことは書かれていません。本書に書かれているのは、36のビジネスシーンすなわち、「基本、感謝、気遣い、おわび、依頼、打診、確認、質問、返答、承諾、拒否・辞退、禁止・否定、可能・肯定、反論、かわす・回避、助言・指摘、提案、賞賛、遠慮・謙そん、催促・督促、紹介、案内、参考、勧誘、報告、連絡・お知らせ、相談、転職・退職、休職、暑中見舞い・残暑見舞い、年末のあいさつ、年始のあいさつ、お中元・お歳暮の贈答、お祝い、異動、結び」のそれぞれにおける具体的なフレーズが注意点と共に書かれています。

    上記36のビジネスシーンは辞書の見出しのように引きやすく装丁されているので実際に使うときにも便利と思います。

  • ためになった。

  • メールで使わない方がよい言い回しを確認するために読むとよい。
    人それぞれで、その人の特徴を失うことはないが、
    儀礼的なメールは、儀礼的に返すのがよいことが分かる。

    依頼メールの場合に、依頼が済んでからしか返さないと、
    永久に返事ができなくなることがある。

    まず、メールという「割り込み」に対して、
    「割り込み処理ルーチン」で対応する。

    どれくらいでできそうな仕事か。
    その仕事の優先順位はどれくらいか。
    仕事を、今、始めるか。
    を決めるとよい。

    これらが決められない場合に、自分ではどうしたらいいかが分かっていない。
    ゴミメール、メール爆弾のたぐいにまぎれて、
    永久に回答できていないメールがたくさんある。

    大事なメールだけ、うまくより分けられる道具もあるとよいかもしれない。
    大事なメールが、「迷惑メール」にまわされていることがある。

    たくさんの教訓がつまっている。
    自分では実践できていないことも多い。

  • ○真一郎
    ビジネスで使うメールの文章サンプルなどが多数載ってるので、初めてビジネスメールを頻繁に使う人や新入社員などにはかなり重宝する内容。ぼくは、ほとんど知っていたのであんまり使えなかったけど。

  • ■概要
    1日、61.5通 1日、4.2時間
    1日のビジネスメールの受信数と、それらの処理に費やす時間の平均だそうです。

    ■仕事に活かせる点
    正しい日本語&敬語も学べ、さらにメールの返信が早くできるという一石三鳥の本。
    挨拶・お詫びの際、テンプレートが記載されており、どの様なメールを出したらよいのか迷わない。


    (こば)

  • 仕事ができる人ほどメールを返すのが早いと感じませんか?

    ビジネスマンがメールの処理にかける時間の平均は4.2時間。

    できる人はいつもきまったフレーズを持っています。

    さあ、この本に載っている297フレーズを覚えてみましょう。

  • メールは1分で返しなさい
    神垣 あゆみ
    フォレスト出版(2009-03-05)

    神垣あゆみ(かみがき・あゆみ)

    広島県呉市生まれ。尾道短期大学(現・尾道大学)国文科卒業。

    デザイン会社にコピーライターとして4年間在籍後、編集プロダクションに編集者として5年間在籍。書籍や育児雑誌の編集、中小企業の取材や原稿執筆などに従事する。同社退職後、フリーランスのライターとして現在に至る。現在は広島を拠点に、官公庁冊子、企業の社内報やPR誌など、印刷物や出版物の企画から編集、取材、執筆などを行っている。平日日刊で配信中のメールマガジン「仕事美人のメール作法」はビジネス・キャリアカテゴリで殿堂入りを果たす。著書に「仕事で差がつく できるメール術」(青春出版社)がある。

    ▼神垣あゆみ企画室
    http://www.kamigaki.jp/

    ▼メールマガジン【仕事美人のメール作法】
    http://www.mag2.com/m/0000146166.html


    (以下、出版社より)

    <本書の内容>
    あなたはまだ、メールに無駄な時間を使いますか?

    あなたは1日に何通のメールを処理していますか?
    現代のビジネスパーソンは、
     1日、61.5通
     1日、 4.2時間

    1日平均これだけのメールを受信し、
    その処理にこんなに時間をかけています。

    実はこれらの時間、ほとんどがムダな時間なのです。
    ビジネスはスピードが命です。

    <この本の特徴>


    あらゆるビジネスシーンを想定し、
    36のシーンごとに使えるフレーズを掲載
    各シーンごとに、基本・応用・NGフレーズを列挙
    厳選した「これだけ押さえればOK!使える30フレーズ集」付き
    全フレーズが一目で見れるフレーズ一覧付き

    この1冊で、たった1分でメールの処理を終わらせることができます。

    できる人は、なぜ返信が早いのか?

    あなたの周りのできる上司・ライバルを思い浮かべて下さい。
    「仕事ができる人ほどメールの返信が早い」
    そう感じたことはありませんか?

    事実、欧米のエグゼクティブのメールは、短文でしかも返信が早いのです。
    某米企業のCEOはどんなメールでも5分以内に返すそうです。

    メールを早く返すほど、
    仕事が滞りなく進み、スピードが飛躍的に上がる
    手間をかけずに、信頼関係を築くことができる
    面倒な雑務も一瞬で終わらせることができる
    節約できた時間と信頼関係で、新たなビジネスチャンスが舞い込む
    というメリットがあります。

    では、なぜ彼らはメールをすぐに書くことができるのでしょう?

    なぜなら彼らは、相手の気持ちを掴んで動かし、誤解なく正確に伝わる
    決まったフレーズを持っているからなのです。

    彼らはメールを書くとき「何を書こう?」と手が止まることなどないのです。

    人間関係まで劇的に変えてしまう!

    ネット上では、ビジネスメールや文書関連のサイトが溢れ、
    それらをコピー&ペーストしても、簡単にビジネスメールを書くことができます。
    しかし、それらは形式的で無機質なフレーズのため、
    相手に好印象を与えることはできません。

    この本では、あなたの「気配り」や「心遣い」が伝わる、
    相手に好印象を与えるフレーズだけを載せています。

    メールだけでも、人間関係・信頼関係を
    構築することは可能なのです。

    正しい日本語・敬語をアピールして、評価アップ!

    最近では、日本語の本や漢字の本がブームとなっています。
    若者言葉が広まり、正しい日本語が使えていない人が多いからでしょう。

    メールはあなたの仕事や人間関係の効率を上げる、本当に便利な道具です。
    しかし、使い方を間違えれば一瞬にして人間関係に亀裂を生むものでもあります。
    間違った敬語や日本語を使えば「教養のない人間だ」と評価が下がります。

    この本では、フレーズを知るだけでなく、
    正しい日本語と敬語の教養を身につけることができます。

    この1冊で、あなたの仕事と人間関係を劇的に変えましょう!

    追伸!!!!

    ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

    最後に、「メールは1分で返しなさい!」を読むことで、
    あなたの仕事と人間関係はこのように変化します。

    メリット1
    メールを瞬時に返すことができ、仕事のスピードが上がる
    メリット2
    「仕事が早いヤツ」と周りからの評価が上がる
    メリット3
    周りからの評価が上がることで、新たなビジネスチャンスを掴める
    メリット4
    1パターンでなくバリエーション豊富なメールが打てる
    メリット5
    「気配り」「心遣い」が伝わり、相手に好印象が与えられる
    メリット6
    正しい日本語・敬語が学べ、語彙力が高まる

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