これからの時代のお金に強い人、弱い人

  • フォレスト出版
3.55
  • (4)
  • (8)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 113
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894519886

作品紹介・あらすじ

【時代・環境の変化に関係なく、
永久不変の「お金」が増える習慣】

仮想通貨、ブロックチェーン、
フィンテック、AI、評価経済……。

新しい経済システムが
急速に進んでおり、
それはさらに加速していきます。

もちろん、
このような時代や環境の変化に合わせて、
対応していくことは求められますが、

その一方で、
どんなに時代や環境が変わっても、
変わることのない
「お金」に強い人の習慣が存在します。

そんな【お金の不変のルール】を、
「マインド」「習慣」「学び」「行動」から
21のキーワードで提示したのが本書です。

また、
特別コンテンツとして、

世界三大投資家として知られる
ジム・ロジャーズの
シークレット・インタビューを完全収録。

印僑大富豪として知られる著者と
世界トップ投資家に共通して提言する
お金に強くなるための絶対法則が満載です。

変えたほうがいいこと、
変わらないもの。

これからの時代、
あなたはお金に強くなれるのか?
お金に弱いままなのか?

それは、
本書に詰まった重要エッセンスを
マスターするかどうかで決まります。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【感想】
    ゲンキンなタイトルでやや誤解を招くかもしれないが、この本は単純に「マネー関連」の書物ではないと思った。
    「お金に強い」=「人生をより良くする」と定義づけた上で、「では、どうすれば人生において強くなれるか?」について書かれている。

    「マインド(情熱)」「習慣」「学び」「行動」この4点を主軸として、人生を金銭面でUPさせていく。
    楽しみつつ、情熱を持って日々生きていけば、結果は自ずと付いてくるものだという事は個人的にとても納得できる。
    ただ、マインドだけで生きていては「毎日が楽しくなる」という程度の小さな成功しか収められない事も、同時に納得できる。
    だからこそ、「学び」と「実行」という面が非常に大切になっていくのだろう。

    本著はその中でも、成功者に教えを乞う大切さを重要視している。
    どの本にも似たような内容が書かれているが、これをきちんと実践できている人は少ないのではないか?
    人は自分で思っている以上に現状に満足しているため、変化を避ける傾向にある。
    仮に他人に「学び」を乞うていたとしても、それを「実行」できていないケースは多々あるだろう。
    また自分が他人を説得することが難しいのと同様で、他人から望んでアプローチしてきた場合でも、結局「実行」に移してもらうことは難しい事が分かる。

    要するに、
    ①他人(成功者)を模倣し学びを乞うこと
    ②その教えを自身の「マインド・習慣」を変えること
    ③それを「実行」に結びつけること
    この3点が出来る人が、ようやく成功への扉をノックできるのでしょう。

    「マインド」「習慣」「学び」「実行」、そして「成功者との接触」。
    この5点を意識し、また特に「実行」を重視して頑張っていこう。


    【内容まとめ】
    1.人間は元来、怠け者なのだ。
    しかし、人間は変われる。
    「マインド」「習慣」「学び」「行動」をそれぞれ少しずつでも変えていかないと!

    2.お金に対して、本気で情熱を持っているか?
    成功者に間違いなく共通していることは、「情熱・パッションを持って生きている」ということ。
    元気で明るくて、その時々に集中して、本気で楽しんで、自分から進んで物事に向かっている。

    3.スピーディーに動く
    お金に強い人は、すぐにやろうとする。
    お金に弱い人は、すぐに言い訳を見つける。
    何かチャンスにつながりそうなものがやってきても、課題や壁ばかりを思い浮かべて、せっかくの機会を失ってしまう。

    4.セールスで成績を出している人と、そうでない人の違いは、時間の無駄を減らしているかどうか。
    徹底的に自分の時間を管理して、使うべき時間と使わない時間を分けていく。
    時間を徹底的にマネジメントして、時間をもっと生み出す。

    5.まわりのお金持ち達は、みんなとてもよく勉強しています。
    お金についてとても詳しい。
    金融商品にも詳しいし、マーケットにも詳しい。
    そして、それを継続しています。

    彼らに共通しているのは、「お金を得るには勉強だ」という強い認識であり、同時に「お金について学ぶにはお金が必要だ」という、これもまた強い認識です。

    6.不景気やストレスのせいにしない。
    不景気もストレスも、都合のいい言葉として使われている。言い訳になるのです。
    何かのせいにしない人は、それを自分のこととして受け止めます。
    だから素直になれる。謙虚になれるし、学ぼうとする。
    そして、学んだ事の大切さをよく分かっています。

    7.毎日イメージトレーニングをする。
    「思考は現実化する」。
    こんなふうになりたいと思っていれば、間違いなくその方向に進んでいく。意識が行動を変えていくことになる。
    寝る前に2分間、瞑想をしよう!
    自分がどんなふうになっていたいのかをイメージトレーニングしよう!

    8.お金持ちに学ぶ。【重要!!】
    お金に強い人は、お金持ちに学ぼうとする。
    お金に弱い人は、お金持ちに嫉妬する。
    お金に弱いままの人は、これが素直にできない。
    プライドが邪魔をするのか、嫉妬心が邪魔をするのか、絶好のチャンスをものにできずにうまく学ぶことができないのです。
    お金に強くなれた人は、積極的にお金持ち(=成功者は)から学ぼうとします。

    9.お金持ちはいろんなことを知っています。
    テクニカルなものに頼る前に、お金持ちとのネットワークをつくることのほうが、よほど役に立つと思います。


    【引用】
    人間は元来、怠け者なのだ。
    しかし、人間は変われる。
    「お金に強くなれた人」と「お金に弱いままの人」の差がある。

    「マインド」「習慣」「学び」「行動」をそれぞれ少しずつでも変えていかないと!


    p20
    【第1章】「マインドを変える」
    1.情熱を持つ
    お金に強い人は、本気で貯めたいと思っている。お金に弱い人は、なんとなく貯まったらと思っている。

    ・お金に対して、本気で情熱を持っているかどうか?
    成功者に間違いなく共通していることは、「情熱・パッションを持って生きている」ということ。
    元気で明るくて、その時々に集中して、本気で楽しんで、自分から進んで物事に向かっている。


    p24
    ・他人に未来を委ねてはいけない。
    お金に強くなれる人は、「自分から動こうとする人」なのです。
    お金に弱いままの人は、誰かが、あるいは何かがお金を増やしてくれることを期待しているままの人。


    p31
    2.お金を信じる。
    お金に強い人は、お金を心から信じている。
    お金に弱い人は、お金をどこかで疑っている。


    p40
    3.目的をつくる。
    →できるだけ具体的で大きなゴールをつくる。
    まずは大きなゴールを決め、それを小さなゴールに細分化する。


    p52
    お金に強い人は、就いた仕事を好きになろうとする。お金に弱い人は、好きなことを仕事にしようとする。
    どんな仕事でも楽しんで仕事をしている人に、運もついてくる!


    p57
    5.スピーディーに動く
    お金に強い人は、すぐにやろうとする。
    お金に弱い人は、すぐに言い訳を見つける。
    何かチャンスにつながりそうなものがやってきても、課題や壁ばかりを思い浮かべて、せっかくの機会を失ってしまう。。。


    p62
    お金に強い人は、小さな一歩から始める。
    お金に弱い人は、大きな一歩を踏み出そうとする。

    大事なことは、小さくても良いからスタートすること。
    スピーディーに動き出して、それを継続すること。


    p67
    【第2章】「習慣」を変える。
    6.自分をマネジメントする。
    なぜお金持ちは朝イチに体重計に乗るのか?
    成功している人は、自己管理をします。自分をマネジメントして、健康に留意します。

    真夜中に炭水化物を取ったりしません。
    いつでも何でも食べられるのに、そういうことはしません。


    p75
    ・セールスで成績を出している人と、そうでない人の違いは、無駄を減らしているかどうか。
    徹底的に自分の時間を管理して、使うべき時間と使わない時間を分けていく。
    時間を徹底的にマネジメントして、時間をもっと生み出す。


    p79
    ・無駄な支出の現状を洗い出す。


    p85
    ・お金持ちはクレジットカードを使わない。
    クレジットカードは、自分でどのくらい使ったのかを把握するのがとても大変である。
    また余計なものを買ってしまう危険もある。


    p99
    ・なぜお金持ちはテレビをほとんど見ないのか?
    一番の理由は、「無駄な時間を過ごしてしまうから」。
    お金に弱いままの人たちがダラダラとテレビを見て過ごしている時間、お金に強くなれた人たちは色々なことをする時間に当てていきます。
    読書、家族でゆっくりと語らう、映画を見る、お金をさらに増やすための勉強をするなど、有意義な時間を使っています。


    p103
    ・お金に強い人は自分が怠け者だと知っている。お金に弱い人は自分が怠け者だと気づいていない。
    自分を怠けさせないようにするには、努力や工夫が必要!!


    p116
    ・毎日イメージトレーニングをする。
    「思考は現実化する」。
    こんなふうになりたいと思っていれば、間違いなくその方向に進んでいく。意識が行動を変えていくことになる。

    寝る前に2分間、瞑想をしよう!
    自分がどんなふうになっていたいのかをイメージトレーニングしよう!


    ジムロジャーズ シークレットインタビュー
    p130
    ・始めるべきは、自分の知っているところから。
    知らない時に投資をしてはいけない。
    まずは勉強しましょう、学びましょう。
    自身で詳しいもの、すでに知っている領域について勉強を深め、いいことが起きそうなところを見つける。
    その間は、貯蓄してください。

    絶対にやってはいけないのは、情報に踊らされて、よくわからないものに手を出してしまうこと!
    多くの人は「これをやるとうまくいく」と人に言ってもらいたいのですが、自分自身に従わなければいけません。
    誰もが簡単な方法を求めますが、簡単な方法などありません。


    p135
    世界で何が起きているかを学び、豊富な知識を身につけるために、時間をかける。
    豊富な知識を備えていれば、自分自身を助けることができる!


    p137
    お金持ちになるのは簡単ではない。
    どのような方法でお金持ちになりたいのかに関わらず、集中して自制心を持つこと。


    p150
    まわりのお金持ち達は、みんなとてもよく勉強しています。
    お金についてとても詳しい。
    金融商品にも詳しいし、マーケットにも詳しい。
    そして、それを継続しています。

    彼らに共通しているのは、「お金を得るには勉強だ」という強い認識であり、同時に「お金について学ぶにはお金が必要だ」という、これもまた強い認識です。

    逆にお金に弱いままの人たちに共通しているのは、お金についての勉強をしていないこと。
    お金に対しての勉強にお金を使わない、使おうともしないことです。


    p154
    ・不景気やストレスのせいにしない。
    不景気もストレスも、都合のいい言葉として使われている。言い訳になるのです。

    何かのせいにしない人は、それを自分のこととして受け止めます。
    だから素直になれる。謙虚になれるし、学ぼうとする。
    そして、学んだ事の大切さをよく分かっています。


    p158
    ・リスクを恐れない。
    お金に強い人は、リスクをコントロールする。
    お金に弱い人は、リスクを避けようとする。

    「No pain,No gain」
    リスクのないところなど実はない。
    もとより、リターンとリスクはセットである。
    「リスクについてどれだけ理解をしているか」という点、「リスクを避けようとするのではなく、リスクをコントロールしようとする」点が、重要なのである。


    p173
    ・一度だけでは、すべては理解できない。
    繰り返し学ぶことが必要!
    お金に強くなれた人は、投資アカデミーでの私の教えを、家に戻ってから何度も学び直していました。
    本にしても、一度読んだだけでは、頭の中に入ってきたとは言えない。
    二度、三度と読んだ時、改めて見つけることができるものです。


    p182
    ・自分より少し高いレベルの人との付き合いを始めること。
    お金に強い人は、高いレベルの人との付き合いにシフトする。
    お金に弱い人は、同じレベルの人との付き合いを続ける。

    そうすると、必然的に日々の過ごし方が変わり、目指すものも高くなっていく。


    p188
    ・お金持ちに学ぶ。【重要!!】
    お金に強い人は、お金持ちに学ぼうとする。
    お金に弱い人は、お金持ちに嫉妬する。

    お金に弱いままの人は、これが素直にできない。
    プライドが邪魔をするのか、嫉妬心が邪魔をするのか、絶好のチャンスをものにできずにうまく学ぶことができないのです。

    お金に強くなれた人は、積極的にお金持ち(=成功者は)から学ぼうとします。


    p216
    ・分散投資でリスクも分散する。
    リスクにさらすことができるお金は、一部のお金に留めておくこと。
    万が一、1つのものが大きく値を下げたとしても、他のものでカバーする。


    p219
    ・投資で得た利益の使い道
    「再投資」という考え方。
    投資で得られた利益分を新たな投資の原資に回す。

    再投資だけで思い切った運用をしていくのも一手。
    「増えれば御の字。もしなくなっても、元からなかったと思えばいい」と、落ち着いていられる。

    「利益を得て買い物をすること」が投資の目的ではない!


    p228
    お金持ちはいろんなことを知っています。
    テクニカルなものに頼る前に、お金持ちとのネットワークをつくることのほうが、よほど役に立つと思います。


    p233
    ・暴落時は、絶好のバーゲンセール。
    商売の基本は「安く買って高く売ること」。
    市場の暴落は絶好の買いのチャンスでもあるのです。

    重要な事は、「もっと下がるかもしれない」という怖さと向き合いつつも、「焦らない」ということです。
    株価が戻るまでには時間がかかります。それまでは、忍耐強く待つ必要があります。

    ただし、「ここまで来たら手放す」というのもしっかり決める必要があります。

  • 金融リテラシー。お金に対する考え方。
    著者はインド出身の経営者。
    お金に強い人、弱い人の違いを挙げ、解説。
    内容的には、スティーブ・シーボルド『金持ちになる男、貧乏になる男』に近い感じ。
    宗教的な影響があるのかもしれないが、一冊全体を通して、著者が人格者である雰囲気が感じられて、読んでいて心地よい。
    偉大な投資家の一人であるジム・ロジャーズさんへのインタビューも良い内容でした。

  • 最初に大きなゴールを決めて、それを小さなゴールに細分化する。
    成功するには、情熱を持つこと。

    お金や投資の金額を決めてしまう。
    日とは信じたい情報を信じてしまう。
    お金は少なめに引き出す。
    理想の生活のイメージを膨らませる。

  • お金に強い人と弱い人の違いが良く分かった。自分の中で取り入れたいと思ったのは、次の3つ!!

    ①お金に強い人は、悪いニュース(芸能人のスキャンダル等)に近づかない
    ②起きていることを認め、素直に学ぶ
    ③毎日2分瞑想をしてイメージトレーニングをする

    心掛けることで毎日でもできることだけど、これらをできるかできないかで自分の理想に到達できるかどうかが決まるのだと心の底から感じた!!

  • 誰かのためにお金持ちになることを目標にする。
    たろたんぱぱとかそうだよね。奥さんを幸せにしたいがために巨大事業を売却して鎌倉で悠々自適な生活をしている。


  • インドの「ジュガール」を日本に伝えた著者による、お金に強い人たちの共通点をまとめた本。「お金に強い人はこうする。お金に弱い人はこうする」という対比をしてその理由を説明している。(『金持ちになる男、貧乏になる男』に少し似ている。)
    お金に関する日本特有の風潮についていくつもの鋭い指摘があり、言われてみれば確かにそうだと思わされた。

  • お金の本には必ず書かれている、“無駄な支出を減らす“事の重要性。
    その考えをもとに行動し、今では無駄な買い物が減った。しかし、お金を使った事に対しての費用対効果という面では、まだまだ甘いと感じる。

    少し前に投資も始めた。
    長期分散でリスクの低い投資だが、やりながら色々勉強して、更に買い足ししようと考えている。

    更にお金に強くなれる様に、書かれている事を実践するのみ。

  • <まとめ>
    ・情熱を持つ
    ・「お金持ちになる」も自分が決める
    →就いた仕事を好きになろうとする
    ★お金持ちはクレジットカードを使わない
    →銀行から下ろすときのひと工夫がお金を残す
    ★テレビは見ない
    →無駄な時間を過ごしてしまうから
    ★毎日、イメージトレーニングをする
    ★お金を大事に扱う
    →日常的に神様に感謝する
    →日本を好きになり、日本に感謝する

    <感想とやること>
    ★クレカをむやみやたらと使わない
    ★TVは捨てる
    →モニターで十分
    ★日本を好きになる努力をする

  • お金持ちは基本的にはケチであると思うのだが
    裏を返せば、お金を大切に使う、お金を愛しているから無駄には使いたくないと言うことだと思う。

    本書で書いてあるように、時間についても同じで、無テレビを見ないことで、無駄な情報を仕入れない。
    常に情熱、勉強、そして行動の三原則を持っている。
    それを考えて過ごしているからだと思う。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

サチン・チョードリー Sachin Chowdhery AVS株式会社代表取締役会長
ニューデリー生まれ。法人/個人向けの経営コンサルティング、講演・セミナー事業を行うAVS株式会社代表取締役会⻑。上場企業を含む複数の企業コンサルタ ント、アドバイザーとして経営に参画するとともに、ベンチャー投資 なども手掛ける。東証プライム市場上場の(株)チェンジの元取締役 でもある。
投資先企業:(株)MY HONEY、マイナチュラ(株)、Orange Moon(株)、Mangamo(株)、Rian(インド)
幼少時に初来日、帰国後、1996年に再来日。印僑大富豪から「ジュ ガール」の教えを受けたことが大きな転機になり、現在は母国イン ド、日本、アジアでも数多くの事業を成功に導く実業家。
パナソニックやアクセンチュア、日産、東芝、三菱電機など異文化 経営・戦略を指導する。
著書に『大富豪インド人のビリオネア思考』『お金に強い人、弱い 人』『「運がいい人」になるための小さな習慣』など。

「2022年 『英語は”テキトー”が9割』 で使われていた紹介文から引用しています。」

サチン・チョードリーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×