ゼニの人間学 (ハルキ文庫 あ 3-1)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894563995

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  • 発行1995年、文庫化1998年、著者2003年没、というかなり古い本だが、有名な漫画『ナニワ金融道』の作者の本、ということで、たまたま図書館で目についたので、読んでみた。

    イメージとは異なり、マルクス主義者、共産主義者、ドストエフスキーファン、無神論者、としてのゼニまわりの考察だった。

    三十もの職を転々とされただけあって、人間に対する洞察の深さに感心した。

    「神は妄想である」というフレーズが、「利己的な遺伝子」で有名な学者リチャード・ドーキンスと全く同じだった点、漫画家と学者と道は違えど、道を極めると同じ「真理」に至るのだな、と思った。

  • お金の背景を理解し、賢い生活を送ろう!

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=086516

  • 実際、人に一番信用されるのは、口のうまいやつではない。聞き上手な人間や。相手の話を親身になって聞いてやれるかどうかで、自分に対する人の評価は変わってくる。

  • 人間にとってギリギリ最後の問題とは、「唯物論か観念論か」。
    観念論:デカルトの「我思う、ゆえに、我在り」
    思うことが人間の根源。
    人間は神を「思う」からからこそ、神は「在る」ということになる。 
    唯物論:上記の逆。「我在り、ゆえに、我思う」

    さて、自分はどちらか。
    今は、観念論か。。。

  • 困難は「在る」と認識せよ。

  • ええ事いわはる。そんでつい、自分までも大阪弁の文体になってしまう。不思議な魔力が…

  • 読み返し<br><br>95年に書かれた本だが、今読むとまともなことを言っていてちょっと新鮮

  • ドストエフスキーとかマルクス読むのが面倒な人にぴったり。近頃確信を持って云えるのは
    「この世はゼニや〜」だと云う事。
    All you need is MONEY!

  • 「お金の苦労はエネルギーを消耗させる、人間性を破壊する」確かに、お金にはそんな力があるかもしれませんね。ひところ小さな会社の経理のお手伝いをさせて頂いていた時、支払いの日にお金が足りていないと、人の会社ながら夜も眠れなくなったなぁ。

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