子どもが心のかっとうを超えるとき: 発達する保育園子ども編

著者 :
  • ひとなる書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894641815

感想・レビュー・書評

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  • 保育の現場を垣間みれた気がする。保育という仕事は明確な答えはなく、その時その時で対応を変えなければならない。とても難しいことだと思う。

    あえて答えがあるとすれば、持っているのは子ども達自身。彼らの言動、行動、表情から彼らが何を望むのかを汲み取ってやらなければならない。全ての行動には意味があるのだと肝に命じる必要がある。

    文中で「ちょっこと記録」というものが出ているが、職員の中でこういう良い習慣が機能していることは素晴らしいと思う。他にも良い取り組みがあれば知りたいと思った。

  • いろいろな家庭環境を背負った子どもたちの保育。子どもたちも内面にいろいろなかっとうを抱えている。大変な面もあるが、しっかり子どもと向き合って心をわかりあっていきたい。
    子どもの記録から職員が話し合い、理解しようと努め、プラスの方向で捉えていく実践が素晴らしいと思った。「ちょこっと記録」をやってみようと思う。

  • 子供だって考え、感じ、頑張っている。なりたい自分に近づけるように、わずかながら毎日成長を続けている。
    そんな彼らの、まだ未熟なひととの関わり方や、気持ちの表現の仕方をうまくいい方向にうながして、自分たちでそれができるようになる手助けができたら。
    なんておこがましいか。
    私だってまだまだ未熟な人間だから、それを通じて子供たちと一緒になって成長すればいいんだー


    ちょこっと記録は私にもできそう。小さな兆しや、奥の方からちょこっと顔を覗かせた感情に、きちんと気づいていける保育者になりたい。

    ああ〜刺激うけたなあ!

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著者プロフィール

(ひらまつ ともこ)1961年浜松市生まれ。家族の営む織物工場の片隅を遊び場に育つ。浜松市にある民間保育園、名古屋市にある社会福祉法人熱田福祉会のぎく保育園をへて、2007年より同法人けやきの木保育園園長、2022年3月退職。現在、同法人理事長。著書に『発達する保育園 子ども編』『発達する保育園 大人編』(いずれもひとなる書房、2012年)、『保育と憲法』(共著、大月書店、2017年)など。

「2022年 『このままでは働き続けることがつらい保育の仲間たちへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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