改訂版 日本語要説

著者 : 工藤浩 山梨正明 真田信治 畠弘巳 林史典 鈴木泰 土岐哲 村木新次郎 田中穂積 小林賢次 仁田義雄

• ひつじ書房 (2009年6月18日発売)

感想・レビュー・書評

[桜美林大学図書館さんの感想 · 2022年6月24日]

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/443913

[智梅 栄さんの感想 · 2019年3月27日]

　云年前に大学の教養科目で買わされた教科書。授業ではハンドアウトばかり使っていたのでテキストを開くことは少なく、ほとんど読まなかった。かと言って授業を取ったくらいだから全く興味のない分野でもなく、処分するのはもったいないと思って今の今まで本棚の片隅にとってあった。最近、土田完先生の『終わりの国のトワ』という漫画にハマって、考察の手助けにならないかと図書館関連や言語関連の本をつまみ食いしているのだけれど、これはその中の一冊。この手の本は素人からすると読むのが面倒くさい部分もあるものの、基礎的な内容をざっと掴むには良いと思う。多分本当に研究のさわりだけなんじゃないかという感じがしたけど、教養科目のテキストとしてはとても適切な感じ。個人的には第7章の内容が一番興味深く読めた。

著者プロフィール

1957年11月生まれ
早稲田大学第一文学部 日本文学専攻卒業
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程　日本文学専攻退学
専攻　日本上代文学・博士（文学）
現職　日本工業大学教授
著書　『新撰龜相記の基礎的研究　古事記に依拠した最古の亀卜書』（日本エディタースクール出版部　2005）、『氏族伝承と律令祭儀の研究』（新典社　2007）
編著　『先代旧事本紀論　史書・神道書の成立と受容』（花鳥社　2019）

「2022年 『先代旧事本紀注釈』 で使われていた紹介文から引用しています。」