ロボットで探る昆虫の脳と匂いの世界: ファーブル昆虫記のなぞに挑む (香り選書 10)

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  • フレグランスジャーナル社
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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894791565

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  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA90163425

  • 筆者は東大の先端研での研究者です。

    ”適応”という機能を昆虫も持ち合わせていることを、昆虫が操縦できるロボットにより、証明し、昆虫の脳の解析を通して、人間の脳の理解を深めようとしているお方。
    現在は、昆虫のニューロン解析もだいぶ進み、最新鋭のスパコン”京”上で昆虫の脳をシミュレートするという計画が動いているらしい。

    やはり、脳の研究は全体のシステムの問題であり、従来のサイエンスの要素還元主義では解決できない部分が大きいようだ。したがって学際的といえる切り口が必要であり、その一例としてこの著作は非常に興味深いものである。

    今現在、このような学際的な研究がトレンドのような印象を受ける。関連してシステム論なども学ぶと面白いのかもしれない。

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著者プロフィール

神崎亮平(東京大学教授)
1957年和歌山県生まれ.専門は神経行動学.カイコガのフェロモン源探索行動の研究や,昆虫制御型ロボット(サイボーグ昆虫),スーパーコンピュータによる大規模脳シミュレーションなどで知られる。
主な著書:『サイボーグ昆虫、フェロモンを追う』(岩波書店,2014),『ロボットで探る昆虫の脳と匂いの世界―ファーブル昆虫記のなぞに挑む 』(フレグランスジャーナル社,2009),『昆虫ロボットの夢』 (農山漁村文化協会,1998)

「2018年 『昆虫の脳をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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