ゆれるアイビーふるえる恋 (LAQIA NOVELS)

著者 : 由比まき

• ハイランド (2002年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[彩波（いろは）さんの感想 · 2011年11月13日]

　えーっと、あらすじに書いてあるのと、由岐人のイメージが違う様な気も。

　たくさんの人に告白されて、いきなりキスされたり、押し倒されたり、という経験の多かった由岐人は、あまり、恋愛に対していい思いを抱いていなかった。
　だから、由岐人に想いを寄せる彼らを取り巻きのようにして、楽しい日々を送っていた。

　けれど、大人しく地味だと思っていた順平の男らしい一面に興味が湧き、近づいていく。
　そして、触れ合うことに初めての心地好さを感じるが、それが恋とは気付かずにいつものように軽い気持ちで順平に接してしまい、順平に激昂されてしまう……

　っていう感じのあらすじだったように思います。
　どっちかっていうと、由岐人は天然……っぽい気が。
　自分から進んで、とりまきをはべらすようなタイプでもないし。
　かと言って、完全に天然な訳じゃないから、一番危険なタイプですよね。

　どっちかっていうと、落ち着いた順平が、由岐人に振り回されているような感じの話ですが、将来的には順平の方が主導権を握りそうな匂いのするカップルの話でした。

　順平の初々しさがかわいらしくて、由岐人が……かわいい……のかな？
　なんか、ちょっとわがままな印象もありますが、悪意がないので、その辺りは、なんとか大丈夫！　って感じでしょうか??

　初々しい話を読みたい方にはおすすめです！