人はなぜ老いるのか: 老化の生物学

  • 三田出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895831628

作品紹介・あらすじ

本書は、老化の生物学的および医学的側面についてたいへんわかりやすく書かれたものである。老化とは何か、ヒトは何歳まで生きられるか、さまざまの動物や植物の寿命、老化で起こるからだの変化、精神活動の変化などを専門用語を極力使わないで解説する。さらに、老化のしくみを分子レベル、細胞レベル、個体レベルで説明し、老化を防ぐ方法についても歴史的なものから現代に至るまで述べる。老化に関しての最近の進歩を含めて全般を網羅した好著である。

感想・レビュー・書評

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  • 人には年齢指標がないので、記録に頼らなければならない。
    極限寿命は115歳程度。

    65歳以上であれば、死亡診断書の死因は正しくない。老衰死が正しいとも言える。

    暦年齢と生物学的年齢の違い。

    ガンが治療されれば、65歳の平均余命を1.9年伸ばす。心臓血管病は14.3年。人の余命の増加は止まっている。

    老化には代償作用がある。血圧が上昇することはその作用。

    コーカサス、ヴィルカバンバ村、ハンザ、は長寿と言われるが正確な年齢がわからない。

    「節度ある生活についての講話」パン、肉、卵スープ、ワインだけ。たくさん食べたい人は小食にならなければならない。食物を控えることは、食べ尽くすよりも有益である。

    運動は、極限寿命をのばすのは、心臓血管病について。
    ジョギングで寿命が伸びても、その時間をジョギングに使っている。

    カロリー制限によって寿命を延ばせるか。
    カリフォルニア大学のロイ・ウォルフォード

    低栄養が寿命をのばす、というより栄養過多が病気の発症を増やし寿命を縮める。

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