ストール精神薬理学エセンシャルズ 神経科学的基礎と応用 第4版
- メディカルサイエンスインターナショナル (2015年3月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895928021
感想・レビュー・書評
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早く買えばよかったと後悔。
そろそろ新しい版が出る予感もあるが、待ってられないのだ。
絵が可愛い。リン酸の弓矢とか…外観とお値段からは、こんなにかわいい絵が書いてあるなんて、想像もできない。
自分で書こうと思って何度も挫折してきた受容体達が一覧になっている。ありがたや…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
精神薬理学の勉強になる。精神科医や学者だけでなく、一般の人も読んでみると、うつ病や統合失調の人の脳の状態などを学ぶことができて良いと思います。医学書を読み通す喜びを味わえます。是非暇な医学生や薬学生は読み通して理解したりまとめノートを作ったり感想やレポートを書いてみたりしてみて下さい。プラスになることがあるはずです。
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自分クイズ
酵素
シトクロムP450酵素(CYP)
・主要なもの3つ
1A2
2D6
3A4
<1A2>
・酵素を阻害するもの
フルボキサミン(ルボックス/デプロメール)
・基質となるもの
テオフィリン
デュロキセチン(サインバルタ)
クロザピン
オランザピン
ゾテピン
また、喫煙は1A2の酵素を活性化させ、オランザピン、ゾテピン、クロザピンの血中濃度を低下させる。
<2D6>
・酵素を阻害するもの
パロキセチン(パキシル)
デュロキセチン(サインバルタ)
キニジン
リトナビル
・基質となるもの
TCA
コデイン
アトモキセチン(ストラテラ)
パロキセチン
リスペリドン
クロザピン
オランザピン
アリピプラゾール
*特にTCAとの併用はやめる
<3A4>
・酵素を阻害するもの
フルボキサミン(デプロメール/サインバルタ)
エリスロマイシン
ケトコナゾール
ベラパミル
ジルチアゼム
・基質となるもの
*ピモジド(:抗不整脈薬)→重篤な不整脈やQTc延長
*アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)
*トリアゾラム(ハルシオン)→激しい鎮静
HMG-CoA阻害薬(スタチン)→横紋筋融解症のリスク
クロザピン
クエチアピン
アリピプラゾール
ゾテピン
*3A4を活性化する薬物は?
カルバマゼピン(テグレトール)
なにがおこる???
アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)
トリアゾラム(ハルシオン)
クロザピン
クエチアピン
アリピプラゾール
ゾテピン
の血中濃度が下がる可能性。
Q1、テグレトールと併用する際に注意する薬物は?
クロザピン
クエチアピン
アリピプラゾール
ゾテピン
Q2、関係する酵素は?
CYP3A4
Q3、理由は?
活性化するため、血中濃度が下がる。
Q4、逆に阻害する薬物は?
フルボキサミン(デプロメール)
Q5、併用に気をつける薬物は?
ピモジド(抗不整脈薬)→重篤な不整脈
アルプラゾラム、トリアゾラム→過鎮静
HMGCoA阻害薬 横紋筋融解症のリスクをあげる可能性