「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!
- メタモル出版 (2014年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895958646
感想・レビュー・書評
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「トンデモ医療本」のカウンターパートとして、このような本が多くの人に読んでもらえたらと思う今日この頃。
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論理的に「ニセ医学」を指摘していること。
根拠をもって「これはこうだから偽物」と評価してくれることは非常にありがたい。
著者の人物や行動に対しては★5つ差し上げたいのですが、
本書の内容が自分の人生にどれほど役立つかを考えると★3つとさせていただきます。 -
愚行権という言葉がある。人に迷惑をかけないなら、馬鹿なことをやるのも自由だ、という考え方だそうで、そりゃまあそうだなよな、とは思うが、医学に関してはどうなんだろう。人の目的は治りたい、健康になりたいということであって、その効果がない治療法をあたかも効果があるように言い張って売りつけるのは、単純な詐欺の類だと思う。
書いてあることはいちいちもっともなのだが、著者が匿名というのはやっぱり気になる。いちいち絡まれるのが面倒、というのはわからないでもないが・・・ -
世に溢れる、人の不安につけ込む無根拠な代替医療。それに対し、適切な実験や臨床試験を経た標準医療。著者は、儲けのためにデマをばら撒く、偽医療に警鐘を鳴らす。正義感溢れ、バランス感覚を持つ、素晴らしい本である。
個人的には、逆張りが好きで、喫煙と肺がんが無関係と主張する武田先生の統計的間違いを指摘していたのが痛快。
いつの世も、知識不足や不安につけ込んだ詐欺紛いのビジネスは存在する。自分の身は自分で守るしかない。そのためにも、この本は非常に役に立つ。 -
ニセ医学を信じてしまった人を救出するのに使えるかも知れない本。
病気にならなければ理性的であった人であれば、可能性があるかも知れない。その時に使えるデータと論理を教えてくれる。
自ら読むような人は最初から信じないと思うので、この本を参照しながら向き合う必要がありそう。 -
参考になった。
もし、がんになったら、自分が納得するまで、お医者に相談し、複数の情報で調査すべき。
怪しい健康法には、近づかないこと。 -
代替医療編ではホメオパシーが、健康法編では酵素栄養学がとりあげられており、読んでて小気味良くおもしろい。必読!
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巷に蔓延する怪しい医学などを論理的に批判している本。
健康食品など信じるのは構わないが、きちんとした医療と向き合わなくなったりするのは、治療機会の損失になるので注意してほしいと切に願う。
本当に効果があれば、製薬メーカーがほっとかないだろうし、きちんとしたデータが示されるはずです。
私も病気になれば、「藁をもつかむ」心境になると思うので今のうちから勉強していこう。 -
絶対もうかる投資法がないように、何にでも効く薬やリスクのない治療法はない。でも、気持ちが弱っていると胡散臭い代替療法や健康法にいとも簡単にだまされてしまう。大事なお金や時間、下手したら命がかかってることを考えたら、「あらー騙されちゃったー」じゃすまないよね。