- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896342291
感想・レビュー・書評
-
◆自動化現象:慣れ・欲望によって「意識」が希薄化し、雑念が生まれ、身体が勝手に動く状態。
◆「三冠王」:観察・感謝・感動
・・・1日中、目にする全てに感謝する。
すると、1日分のキャンパス(自分の心)が感謝で満たされる。
一生続けると長生き出来る。
? 意識を集中して観察し
? 観察したもの全てに感謝 → 注意力が保持される
意識を希薄する雑念が塞がれる
↓
否定的思想やストレスの代わりに、感謝という肯定的感情で満たされる
↓
? 感動 ← 発見・気づき
…その結果、平凡の中に非凡を見つけられる
日常的な時間・空間に感謝と感動が湧き出る!
◆現代人の価値観:3高(高身長・高学歴・高収入)→全て地球に悪い
米国流
グローバリゼーション…経済効率の最大化→環境破壊・過当競争
⇔
日本人本来の生き方
◆もっともっと病 … グッチを買うとエルメスも欲しくなる
→重病化するほど、経済が成長し、GDPは伸びる <表面的には豊かな社会>
=自動化現象:絶えず沸き出る欲に目がくらみ、意識と愛が希薄化され、ロボット化。
他人や地球の状況が視野に入らず。
◆
・利己的で強欲・・・経済が発展し、国が栄える(ようにみえる) <現実では、長続きしない>
⇔
・利他的・自己に対しては小欲・・・国家が発展 <明治維新以降の日本>
◆日本は世界最寿命国にも関わらず、もっと生きたいと思う人が多い。
しかし、アフリカでは、平均寿命が40歳にさえ届かない国がいくつもある。
→ 長生きすることが悪いわけではない。
しかし、お金や寿命が豊かであったり、我欲を満たすことに使うよりも、
他者の幸せを考慮した、愛のある使い方をすればいい。
◆宗教においてのマインドコントロールが、資本主義にも起きている
例・雪山での山小屋
◆自販機:大人の欲の象徴
日本の自販機の密度は世界一
子供に危険なものでも、すぐ買える状況にあるのは欧米では有り得ない。
◆真の教育とは奉仕教育
人生の価値:どれだけ愛を体現し、どれだけ他者に体現されたかで決まる
・生命や自然の大切さを教える農業教育
・弱者の存在と支援法を教える情操教育
・競争より教育を重視する・自然に親しむスポーツ教育
・生徒のストレスを軽減させる「こころの運転」教育
→あら捜しではなく、長所探しを習慣化し、他人の意見を生かす態度を身につける
◆すべてはひとつの仲間であることの認識
× 垂直的組織 → ○ 組織水準化
・・・互いの個性や価値観を受け入れる多様性の時代になる
成長した個人が、お互いを受け入れながら、さらに成長することが仲間関係の理想
◆人間=霊長類=リーダー
→本当に?真のリーダーが、自分より下位の存在を絶滅させる権利を持つ?
↓
生態系全てに有益な存在となるときに、人間は真の意味でのリーダーになれる
<江戸時代:草主人従>
◆動物の行動は人間の鏡
日本:鳥は人に近寄らない
ガラパゴズ:2メートルまで近寄る
→人が辛く当たると離れ、愛を持って接すると寄ってくる
◆たとえ自分は少々の忍耐を強いられても常に全体の幸福を考え、そのために行動する存在こそが真のリーダー
◆愛は脳を活性化する
愛の表現である笑顔で運動すると、運動能力が高まる
◆愛とは奪うものではなく、与えるだけのものでもない
真の愛とは、他者を生かすもの
→よく生きさせる、能力を伸ばす、導く、幸せにする
厳しさや創意工夫も必要 <共に生かすこと・共生>
◆愛とは、小欲知足で自他を生かしつつ、共に暮らすこと
◆自分を大切にする(愛する)・・・自分がどれだけ恵まれているか認識し、仲間のためにも欲をほどほどにする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未来を拓く七つの鍵、自己を拓く七つの鍵として、
沢山のよきものを先祖から受け継いでいることに気づかせてくれる内容。
思わず日本人に生まれてよかったなぁと感じた。
同時に、大切に次の世代に渡したいと想った。