本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896915563
感想・レビュー・書評
-
明治時代までさかのぼってクラシックの音楽批評を引用し、あれこれ感想を言う。はるか昔の批評表現を読めて面白かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日読了したコリン・ウィルソンの音楽批評にもつながるところがあり、なかなか興味深く読んだ。
「作品を批評するにあたっては、書き手の自我を通すことなしに、表現することは不可能なのである」という言葉や、「谷崎潤一郎が『文章読本』で言っているように、「鯛のうまみを味わうのに、鯛という魚を科学的に分析しても仕方ない」のだ。(…)まず、鯛がうまいという自分の存在、これがなくては。」などの言葉は、批評というものの本質を言い得ていると思われる。
全3件中 1 - 3件を表示