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- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896916546
感想・レビュー・書評
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海外で高い評価を受けている日本の春画は、今でも国内ではまったくの「異端」扱いが続いている。「春画=ポルノ」と誤解され、まっとうな評価さえ受けていない。こうした現状に疑問を持ち、長年地道な春画研究を続けてきた著者は、実は春画が「遊び絵」「笑い絵」として粋な江戸人の間で受け入れられていたことを鋭く指摘する。西欧近代の性意識に影響された日本人の「猥褻概念」を排してみれば、そこには名だたる浮世絵師たちが「絵とことば」を駆使して表現する、遊び心を交えた独特な「江戸人の性愛」の世界が見えてくる。
(2002年)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海外で高い評価を受けている日本の春画は、今でも国内ではまったくの
「異端」扱いが続いている。「春画=ポルノ」と誤解され、まっとうな評価さえ
受けていない。こうした現状に疑問を持ち、長年地道な春画研究を続けて
きた著者は、実は春画が「遊び絵」「笑い絵」として粋な江戸人の間で受け
入れられていたことを鋭く指摘する。西欧近代の性意識に影響された日本人
の「猥褻概念」を排してみれば、そこには名だたる浮世絵師たちが「絵と
ことば」を駆使して表現する、遊び心を交えた独特な「江戸人の性愛」の
世界が見えてくる。
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2006/05/14 再読
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