- Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
- / ISBN・EAN: 9784897522852
感想・レビュー・書評
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日本とアメリカの風景写真が混じっていた気がするけど、無国籍性というのか、そんな言葉を持ち出さなくても、地域の境界線を超えてフラットになる感覚が気持ちよかった。風景でも人によって切り取り方は色々なんだろうなぁ。
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崩落防止のため山の斜面に設置された
コンクリート擁壁は、景観を壊すと非難されがちだ。
しかし、機能第一主義でシンプルな形状の擁壁と
複雑な曲線から成る地盤によって組み合わされた光景にも
自然の景観とはまた異なった「美」があることを
この写真集で知った。
偏見なく物事を見ることで、
また違った価値を見出せるかもしれないことを
この写真集は教えてくれる。 -
現代日本の風景
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柴田敏雄の風景に対する意識のありようが凄く共感できる。主客未分の捉え方、画としてそれらを対比的かつ一体的に見せる。どちらにピントを合わすでもなく画いっぱいに表現された柴田敏雄の風景との対話の結果としての作品。また、水やそのメタファーとなる夜間交通の創り出す光の流群。それらと土木構造物との関係から、直感的にではあるが、「人」だけでなく「自然」や「交通」というものに対しても同様にして真摯に設計に取組む必要性を感じさせる何かがあった。
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東京都写真美術館にて開催された<ランドスケープ―柴田敏雄>展(2008年12月13日~2009年2月8日)に際し、出版された。
「もう一つの風景写真―柴田敏雄論」飯沢耕太郎
color
B&W
night
「選ばれた風景」藤村里美
展覧会歴/主要参考文献
作品リスト -
現代日本の“典型的な風景”を撮った傑作!