棟梁が語る家造り 続

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  • 連合出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897721392

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  • プレハブがどうして問題があるのかを、プロの棟梁が語る。
    なんで雨漏りしやすいのか、床が傾いているのか、その理由がひとつひとつ解説されている。
    プレハブは素人でも作れる建物として、工法は簡略化されている。しかし、設計図は完全ではなく、設計図に書かれていない「当たり前のこと」や、そもそも設計図の不備がある。現場の大工がそこは経験や知識を持ってして作れば手直しもなく済むだろうが、慢性的な人手不足とのことで、知識のない素人がプロ気取りで立ててしまい、様々な構造的な問題が起きてしまっている。
     目に付く場所は指摘されて手直しをするが、眼に見えない箇所では多くの手抜きが行われている。正確には雇用関係から、いかにして多くの手抜きをするかが担当者の利益に直結するという歪みを持っている。
     結果、雨漏りしたり、作りが悪いために窓が閉まらなかったり、床が平らでなく傾いていたり、という問題が伴い、プレハブの安かろう悪かろうのイメージがつく。

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