- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898150160
作品紹介・あらすじ
見知らぬ街、新しい人間関係、家族のいない生活。一人のキッチンは、楽しくも少し哀しく、いつも危うい。それでも夢を追い続ける若者たち。それぞれの「東京生活」をカメラとペンと舌でルポルタージュ。
感想・レビュー・書評
-
すごくリアルで好き。
冷蔵庫には、その人らしさがすごく現れる。
エピソードと冷蔵庫の写真から、どんどんと想像できる生活感があります。
みなさんのエピソードがほっとする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
596.04
再読?
盛りそば、ホットケーキ、スパムおむすび、餃子…1人暮らし(たまに2人暮らし)のトーキョーキッチンメニュー -
101225*読了
取材したのは10年ほど前なのに、現在とほとんど同じに思えるトーキョー一人暮らしの食生活。10年前からコンビニやファーストフードは蔓延していたのだなぁ。ホットケーキが食べたくなって、翌日パンケーキを焼きました。キッチンや冷蔵庫の中が、人の心の内面を映しだしているというのは興味深い考察。 -
◆タイトルの通り、東京に住む人々のキッチン、食生活を主題としたコラム。
キッチンって、ものすごく生活に密着したものだわ。その人の人となりがわかる。三代欲求のひとつでもあるし、見られたら恥ずかしいかも。
思えばものすごい個人情報の塊だわ。酒をのむのか、家族構成は、金持ちが否か…等々すぐわかってしまう。
まあまあ面白かった。 -
home
-
ひとり暮らしをはじめて
食と生きることがダイナミックにつながることを感じています。
なすのマリネは真似してみました。美味しかった。 -
センチメンタル過剰。でも、楽しい。
-
たまたま図書館で手に取って。「食観」ってコトバが印象的だった。毎日自炊する人じゃなくても何かしら食べる事へのこだわりってあるもの。そんなエピソードが面白かった。
-
上京して一人暮らしを始めるとき、まず向き合わなければいけないのは、自炊であると思う。
自分の命をどう維持していくか。
まずそこから始まる気がしている。
見知らぬ街で新しい人間関係を築きながら、焦りや不安のなかでもがき続ける若者たちがここにいる。
彼らが自分と向き合うキッチンは楽しくも少し哀しく、危うい。
思い入れのある料理を作る時、それは過去や故郷を思う時であるといえる。
決して東京に染まってしまうのではなく、自らのルーツ・趣味を背負いながら生きていく。 -
リアルな生活とごはん、冷蔵庫の中身。