蟻地獄

著者 :
  • リトル・モア
3.47
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  • (2)
本棚登録 : 152
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898153369

感想・レビュー・書評

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  • 「ページ数多そう」とちょっと抵抗があったが、ストーリーはおもしろく、最後まで一気に読みきれた。細かいところまで伏線がきちんと張られているなというのと、話の書き方が丁寧な作品という印象を受けた。それがおもしろく読めた理由だとも思う。オチは単純ではなく、よく考えられていて、非常によかった。次回作も読みたいと思う。

  • 裏カジノで不正を働いた青年(高卒・パチスロのプロ)が5日間で300万円を作ることを強制される。人体の目を奪うことで金を儲けようとして、富士の樹海を彷徨い、失敗。集団自殺の死体を得ようとネットで呼びかけて、実行すると殺人鬼に遭遇する。
    ハラハラドキドキするはずだが、臓器ハンターという設定はおぞましさが勝ってしまって興味がわかなかった。

  • 読書時間3.5時間(読書日数 7日)

    ただただ、この本の装幀が何となくよかったので手にした本。こんな選び方をしたのは初めて。

    設定と内容はよくあるサスペンス物だとは思うが、ネタ振り・情景の表現方法・会話のやり取り・オチまで筆者らしい感じがして、とてもよかったと思う。

    こういう小説を短期間で読むことができたのは、非常にこれからの読書に弾みがつきそうな気がしている。

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著者プロフィール

吉本興業所属。お笑いコンビ「インパルス」のすべてコントの作・演出を手掛けている。2009年、初の小説『トリガー』を発表。その他の著作に『蟻地獄』『機動戦士ガンダムブレイジングシャドウ』『月の炎』シリーズなどがある。

「2021年 『鬼の御伽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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