サッコ先生と! からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」

著者 :
  • リトル・モア
4.24
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本棚登録 : 176
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898155295

作品紹介・あらすじ

気になる?知りたい!体のしくみ、心のふしぎ。
知れば知るほど、自分とだれかを守るパワーになる!
小学生のうちに、みんなと考えたい、体・心・性のこと。

本書は、思春期の入り口にいる男の子・女の子が、お互いの体・心・性について、サイエンスの視点から学べる本です。
産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生が、科学に裏打ちされ、国際基準に照らした「性」の知識を、わかりやすく教えてくれます。

「いつから教えはじめればいいの?」「なにから教えたらいいの?」と悩んでいる大人のみなさんへ……巻末に、サッコ先生による「大人の方へ」のお手紙も載せています。

◎体と心、性について学ぶ時間は、自分やまわりの人を守る「防犯」と、自分の体を好きな気持ちを育むこと、2つの意味で大切です。
◎思春期の入り口にいる子どもたちへ、そばにいる大人がまず読んで、渡してあげてください!
 親子でいっしょに読んでも、子どもがひとりの時間にじっくり読んでも、たのしくポジティブに「性」のことを学べます。

〈もくじより〉
Part1. おへそのひみつ
・どうしてねこや人間にはおへそがあるんだろう?

Part2. 赤ちゃんが生まれる3つの科学
・生まれる前の赤ちゃんは、おなかの中で何をしているのかな?
・おなかの中にいる赤ちゃんは、どこから、どうやって出てくるのかな?
・赤ちゃんは、どうやってお母さんのおなかの中に入ったのかな?

Part3. 思春期の体の変化
・男の子の体の変化
・女の子の体の変化

Part4. 目には見えない心のはなし
・「性」ってなんだろう?
・4つの側面:「体の性」「心の性」「好きになる人の性」「表現する性」
・性はグラデーション

Part5. 困ったときには
・ひとりでなやまずに
・頼れるところインフォメーション

~大人の方へ~ サッコ先生からのお手紙

◎各パートには、サッコ先生から読者への「ミッション」「コラム」「Q&Aコーナー」が充実!
◎ワークブックのように、学んだことを書き込めるノートのページも!

感想・レビュー・書評

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  • 産婦人科医である著者が小学生を対象に、男女の身体と心の成長や「性器」=「プライベートゾーン」の重要性について、分かりやすく解説してくれた本。親などからはなかなか教えてあげられない『性教育』に関して、医者=科学者という立場から詳しく伝えてくれるので、とても良いと思う。男女一緒に学ぶという点が重要なのだと思った。

  • プライベートゾーンが書いてあったので
    この感想には書きませんが
    人体構造が凄く分かりやすく書いてあります
    本の終盤あたりでこんなことをしていいのか、言っていいことなのかを書いてあったので見聞が広がりました

  • 大変わかりやすく、そして、今の時代に沿った内容で素晴らしいと思いました。

    タイトルにもあるように「小学生と考える」内容になっていて、ふりがなもあり、Q&A形式になっていたりと読みやすい工夫がされています。

    P116 引用
    また、子どもが性被害にあったとき、どこに何が起きたかを自分でうまく話せないと、証拠として扱われないという事例もあり、性器の名称を正しく覚えて、言えるということが教育としての目標です。

    この一文にハッとさせられました。
    今の日本では性被害にあった時、立証するのがかなり難しい状況です。だからこその言葉でしょうが、納得しました。

    もちろん、これが全てではありません。
    人と自分が違うのは当たり前だと考えるスタートだったり、自分を大切にすると言うことのスタートだったり、性教育の中には色々な事が含まれていて、どれも大事なことだと強く感じました。

    子どもだけでなく、大人にも読んで欲しい一冊です。

  • 「本書は、思春期の入り口にいる男の子・女の子が、お互いの体・心・性について、サイエンスの視点から学べる本です。
    産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生が、科学に裏打ちされ、国際基準に照らした「性」の知識を、わかりやすく教えてくれます。

    「いつから教えはじめればいいの?」「なにから教えたらいいの?」と悩んでいる大人のみなさんへ……巻末に、サッコ先生による「大人の方へ」のお手紙も載せています。

    ◎体と心、性について学ぶ時間は、自分やまわりの人を守る「防犯」と、自分の体を好きな気持ちを育むこと、2つの意味で大切です。
    ◎思春期の入り口にいる子どもたちへ、そばにいる大人がまず読んで、渡してあげてください!
     親子でいっしょに読んでも、子どもがひとりの時間にじっくり読んでも、たのしくポジティブに「性」のことを学べます。

    〈もくじより〉
    Part1. おへそのひみつ
    ・どうしてねこや人間にはおへそがあるんだろう?

    Part2. 赤ちゃんが生まれる3つの科学
    ・生まれる前の赤ちゃんは、おなかの中で何をしているのかな?
    ・おなかの中にいる赤ちゃんは、どこから、どうやって出てくるのかな?
    ・赤ちゃんは、どうやってお母さんのおなかの中に入ったのかな?

    Part3. 思春期の体の変化
    ・男の子の体の変化
    ・女の子の体の変化

    Part4. 目には見えない心のはなし
    ・「性」ってなんだろう?
    ・4つの側面:「体の性」「心の性」「好きになる人の性」「表現する性」
    ・性はグラデーション

    Part5. 困ったときには
    ・ひとりでなやまずに
    ・頼れるところインフォメーション

    ~大人の方へ~ サッコ先生からのお手紙」

    高橋幸子[タカハシサチコ]
    埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター/産婦人科医。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。彩の国思春期研究会西部支部会長。年間120回以上、全国の小学校・中学校・高等学校にて性教育の講演を行っている

  • 小学生のうちに考えたい体と心、性について産婦人科医のサッコ先生がわかりやすく教えてくれる。一番は自分や相手を大事にすること、人と違っても大丈夫だしそれもありだということを軸に進んでいくのがいい。子どものうちに正しい知識を身につければ正しく考えられるし間違えない。とても大事。

  • #230107
    『からだこころ研究所』
    高橋幸子著

    小学校高学年以上の子どもたちにポンッと渡したい本だなぁと思いました。

    章の合間に振り返りながら自分の意思を言語化するという作業があり、「自己決定」の練習にもなる本だなぁと。

    大人でもいきなり言語化せよと言われたら難しいことがありますよね。

    #セクシュアリティ教育 は選択肢を知り自己決定をする練習なのだと思います。

  • サッコ先生と! からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」。高橋 幸子先生の著書。人として成長していくときや人として生きていくときには避けては通れないのが「性ってなに?」という疑問。体と心、性についての話題をタブー視するような古臭い日本とはもう卒業しないと。日本中の小学校にからだこころ研究所ができて、からだこころ研究所で高橋 幸子先生が「性ってなに?」という特別授業をしてくれたらどんなに救われる子供たちが多くなることでしょう。

  • ああ~~~~~~~これは小さい頃に知っておきたかった!!
    これからは子どもたちに読めるところに置いておくべき1冊!!

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11481253

  • 小4息子に。医師としての立場から科学的に話をする体が取られているので、子ども自身が読めるものとしてよかった。中学生になったらもう少し踏み込んだ内容を読ませたい。

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著者プロフィール

2000年山形大学医学部医学科卒業。埼玉医科大学地域医学医療センターなどを経て、現在、埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター助教。埼玉医科大学医学教育センター、埼玉医科大学病院産婦人科助教を兼担。日本家族計画協会クリニック非常勤医師。SAIPE 彩の国連携力育成プロジェクトメンバー、IPW実習 教員FT、SCAP(埼玉医科大学こども養育支援チーム)委員、GID医学・医療推進委員会委員。産婦人科専門医、社会医学専門医。
全国の小学校・中学校・高等学校にて性教育の講演を精力的に行う。
著書に、「サッコ先生と! からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」(2020年、リトル・モア)がある。

「2022年 『はたらく細胞LADY 10代女性が知っておきたい「性」の新知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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