岩松了戯曲集 1986-1999

著者 :
  • リトル・モア
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898155592

作品紹介・あらすじ

嗚呼……嗚呼……嗚呼! 幕が下りても席を立てない。
誰かと語りたくて居酒屋に駆け込む。
眠る前にまた思い出し、気が付くと朝。すれ違う人と言葉……嗚呼!
いつだって岩松了の芝居に狂うほどの幸せを感じてきたのだ。
―― 坂元裕二(オビ文より)

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●劇作家デビューから35年、ついに代表作を集めた大著完成
●岩松了戯曲集、第一弾は20世紀の傑作選、堂々の576ページ

あの時代、岩松了の演劇は静かで鮮烈な事件だった。

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多くの俳優が作品への出演を熱望する劇作家・演出家の岩松了。
唯一無二の作風で、観る者を圧倒的に魅了し、後々まで語り継がれる作品を数多く手がけてきました。

近年では映画『シン・ウルトラマン』『ヤクザと家族』『花束みたいな恋をした』、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」「時効警察」などへも出演し、多くの作品で俳優としても強烈な印象を残す岩松了が、長年にわたり舞台演劇の世界で生み出してきた傑作の数々を選りすぐりました。

デビュー作、岸田國士戯曲賞受賞作、忘れがたい青春群像劇、女優のために書き下ろしたロマンティックな傑作3選……1980年代、90年代の6作品を収録。
全演劇ファン必携の書、誕生です。

[収録作品]
お茶と説教 蒲団と達磨 アイスクリームマン 市ヶ尾の坂 月光のつゝしみ 水の戯れ
*岩松了本人による解説エッセイ収録
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一見何でもない日常を描きながら、そのなかに潜む人々の狂気や小さな悪意、欲望、そして人間関係の不調和や綻びを浮き彫りにしていく。
描かれるのは不条理か、それとも人間の本質か……。

「目に見えるものしか信じない」それが私の考える《不条理劇》である――

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

劇作家、演出家、俳優。1952年長崎県生まれ。
自由劇場、東京乾電池を経て「竹中直人の会」「タ・マニネ公演」等、
様々なプロデュース公演で活動する。
1989年『蒲団と達磨』で岸田國士戯曲賞、1994年『こわれゆく男』『鳩を飼う姉妹』で紀伊國屋演劇賞個人賞、
1998年『テレビ・デイズ』で読売文学賞、
映画『東京日和』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。

「2016年 『家庭内失踪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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