誇れる国 (WAC BUNKO 85)

著者 : 中條高徳

• ワック (2008年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[シンヤヨシユキさんの感想 · 2013年2月24日]

アサヒビール中興の祖といわれる中條高徳氏。去年、講演を聞かせていただいたが、本当に立派な方でいらした。たたずまいだけを感じるだけでこちらの身が引きしまる。
本書は、バブル崩壊から20年にわたる不況のなかで、日本人は何を学んだのか。浮かれたバブルはおごりではなかったか。ということで、現代日本に警鐘を鳴らすものである。そのために、まず先の大戦の経緯を正す。敗戦によって占領統治下のゆがみ、現行憲法と教育基本法のゆがみを正し、今一度しつけ教育、公に尽くす教育をしていくことが大切だと切々説く。