- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784899772057
作品紹介・あらすじ
ある冬の夜、ふしぎな出来事がつぎつぎと起こります。わけを知ろうと、出かけていった羊飼いが闇の中で見たものは…。『ニルスのふしぎな旅』の作者セルマ・ラーゲルレーヴが贈るクリスマスの物語。厳しくも心あたたまる話を、イロン・ヴィークランドがしみじみとした美しい絵で表現する。
感想・レビュー・書評
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大好きなおばあちゃんから聞いたお話。
それは、クリスマスの夜にとてもふさわしい。
そして、読み聞かせにも最高だと思う。
いつもおばあちゃんが
お話の最後に言うことば「このことを、よくおぼえておくのだよ。これは、わたしにおまえが見え、おまえにわたしが見えるのと同じように本当のことなのだから。神さまのすばらしさを見ることができるのは、ろうそくやランプのひかりがあるからではなく、月の光や太陽の光があるからでもない。たいせつなのは、そういう目をもつことなのだよ。」
優しい気持ちになれるのは、その目が見てたから自然とできたこと。
救い主が、お生まれになったこの夜、すべてのものは喜びに満たされて悪いことなどする気になれない…というのがとてもクリスマスの尊さを物語っている。
天使が舞う美しく絵とともに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「幼子の誕生」をとおして、頑なだった心が開かれる。シレジウス曰くはキリストが何回生まれてもそれが私自身の心の中の出来事であって初めて意味を持つ。何度でも読みたくなる絵本です。
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大好きなおばあちゃんの死、「神さまのすばらしさを見ることができるのは、大切なのは、そういう目をもつことなのだよ」・・・
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静かな静かな夜に起こった不思議な出来事。優しい気持ちになった時はじめて目にすることのできる奇跡。。。「ニルスのふしぎな旅」の作者が大好きなおばあちゃんから聞いたクリスマスのお話です。
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「#ニルスのふしぎな旅」の作者であり、スウェーデン人として初めてノーベル文学賞を受けたセルマ・ラーゲルレーヴさんの原作です。
彼女自身が幼い頃大好きだった、お婆ちゃんに話してもらった口承のクリスマス物語!
画家ヴィークランドさんによる絵が、とても美しい青の色調で、心静かに物語にはいっていけます。
かつて聞いたことのない…私達が知っているクリスマスの物語とはちょっと違います。
ある冬の夜、ふしぎな出来事が次々と起ります。わけを知ろうと、出かけていった羊飼いが闇の中で見たものは……。
ラーゲルレーヴのお婆ちゃんは、この話を語り終えると、幼い孫娘に言ったそうです。「羊飼いが見たものを、わたしたちも見ることができるのだよ。見る目があれば、神さまのすばらしさを見ることがね。」と。
「大切なのは、そういう目をもつことなのだよ!」と。
心に響く言葉、ずっとこの余韻を胸に今日の日、クリスマスを過ごします。
お話しにどんどん引き込まれる自分がいることに気付き、ふと我に返り…多くの人に読んで頂きたいと心から思いました。
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