天使の自立 下

  • アカデミー出版
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本棚登録 : 163
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900430358

感想・レビュー・書評

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  • 弁護士として輝かしい成功を手にしたジェニファー。しかし報われぬ恋を越えて窮地に陥った彼女を救ったのは……。

    う~む、こうなってしまったか、という下巻の始まり。転落していく主人公の魅力が半減してしまうのが物悲しい。ページ数あとこれだけしかないけど、いつ幸せになるの?ちゃんと終わるの?と焦るほど怒涛の展開が続き、最後まで息をつかせない。アダムの状況と関係性や、ジェニファーの性格とこれまでの生き方を考えると、自分はあのラストに納得したが、唐突で想像の余地を残した終わり方は好みが分かれるかも。愛すべきジェニファーの仲間たちのその後も気になる。しかし英語教材の広告懐かしいな。

  • 弁護士として華々しい活躍を
    見せていたジェニファーだったが、
    ある被告人に裏切られたことを皮切りに、
    次第にマフィアの深みへと嵌っていく。

    上巻のサクセスストーリーから一転、
    不幸やすれ違いの止まぬ悲しい連鎖に、
    予測する間も無く、一気に読了。

    時に守ろうとした人間に
    裏切られたり、逆恨みされたりする弁護士。
    仕事のモチベーションとなりうる動機が
    仇となって返ってきたとき、
    弁護士であり続けることの難しさを考えさせられる。

    マフィアに加担する言い訳が出来てしまった後半、
    ジェニファーの自己擁護の詭弁に、
    見限りたくも、突き放せないのは
    ケンも同じ気持ちなのだろう。

    光と闇、両極端の男に翻弄されるように、
    くっきりと明暗が分かれた上巻下巻だった。

  • ちょっと怖い小説。

  • ケッ、洋モノなんぞ性に合わん!
    って思いつつ、友人のススメで読んだところ、過去最高に感動!夜中に大号泣!!
    (上)に一週間かかり、(下)は一晩で読んでしまったとゆう本でした(←一体どんだけハマッたんだ^^;)

  • よしかずさんの本。後半は主人公にとって不幸な出来事があって、最後はともかく全体的に悲しい展開。

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著者プロフィール

シドニィ・シェルダン(Sidney Sheldon)
1917年2月11日 - 2007年1月30日
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれ。父はドイツ系ユダヤ人、母はロシア系ユダヤ人。1937年からハリウッドで映画に関わった後、大戦中兵役に就く。終戦後、本格的に劇作家・脚本家の道へ。1947年に映画『独身者と女学生』でアカデミー脚本賞を受賞した。
1969年から小説を書き始める。『顔』でデビューし評価を受け、執筆を続けた。主な代表作としてテレビドラマ化された1982年『ゲームの達人』で、日本でも上下計700万部を突破するベストセラーとなった。ほか、映画化・ドラマ化された『真夜中は別の顔』。

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