おまへの倫理崩すためなら何度でも車椅子奪ふぜ: 第三回芝不器男俳句新人賞受賞記念句集

著者 : 御中虫

• 愛媛県文化振興財団 (2011年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Konnichiさんの感想 · 2015年3月27日]

身体を雷に貫かれるかのような衝撃走る現代句集

[ルプママさんの感想 · 2012年3月28日]

＜御中虫＞という単語が俳号だということも知らぬとき、友人のツイートで「詩客」（http://shiika.sakura.ne.jp/）での彼女の執筆を知らされた・・・というより私が引っかかった。

赤い新撰　「このあたしをさしおいた100句」（第１回）～春うらゝお日柄もよくむかつくぜ～　／　御中虫
http://shiika.sakura.ne.jp/haiku/hai-colle/2012-03-09-6453.html

赤い新撰　「このあたしをさしおいた100句」（第2回）～恋愛感情なんてアハハンむかつくぜ～　／　御中虫
http://shiika.sakura.ne.jp/haiku/hai-colle/2012-03-16-6852.html

赤い新撰　「このあたしをさしおいた100句」（第3回）～生き物を愛でゝゐるあなたがたはそれらが食物だといふことを忘れてゐますね～　／　御中虫
http://shiika.sakura.ne.jp/haiku/hai-colle/2012-03-23-7062.html

・・・むかつくぜ～シリーズからお腹を抱えて読みふけり、あわててNETで彼女のブログをスミからスミまで読みふけった。書評のあちこちに潜む優しさは、もしかすると大阪人でしか読み取れぬかな？と思われるほどに大胆。こんな感性の彼女の句を知りたい・・・と買い求めたのがこの一冊。

ツイッターで短期間のうちに作ったという震災句集【関揺れる】が発刊されているというから、それもNETで購入予定。