「背守り」とは昭和初期 まで広く知られた習慣。
大人の着物と違って、背中に縫い”目”がないこどもの着物。
昔の人は背中に縫い”目”のないこどもの着物に、背後から魔物 (まもの) が入り込むと考えていたとのこと。
そこで、魔物をにらんで退散させる”目”として縫いつけられたのが「背守り」。
医療が発達しておらず、今よりも子どもが命を落とす確率がずっと高かった時代にわが子の健やかな成長を願う気持ちから生まれた手仕事。
母親たちの工夫、愛情あふれる習慣にとても胸が熱くなります。
吉兆紋や言葉遊びから生まれたたくさんの図案。
うさぎや蝶、蝙蝠やトンボ、桜に麻…図案のデザインがとてもかわいくておしゃれです!
図案と意味、縫い方、針と糸が入っているセットです。
出産を控えた友だちの贈り物にしようかなぁと思ってます(*^_^*)