- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901423168
作品紹介・あらすじ
科学が導いた確然たる栄養情報は、私たちに届く前にいかにして消えていったのか。ついに白日の下にさらされた、医療を取り巻く「癒着」という名の伏魔殿。
感想・レビュー・書評
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(中)もあるので注意したい三部作完結編。
うっかり深入りすると思考が「業界ガー」なんて陰謀論とか過剰な現代医療批判になってしまいそうだから注意したい。
個人的に実践している、『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』『食事のせいで、死なないために』から吸収した知識を補完できた気分です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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国民の健康よりも企業の利益を重視する政府。アメリカでの話ですがこれは日本も同じ状態なのでしょう。
読んでいて薄ら寒くなりました。
沢山の情報から正しいものを選び取れるようになりたいです。 -
上巻・中巻で書かれている科学的真実がなぜその後の食事摂取指針やメディアが伝える健康情報に反映されなかったのかを書いたもの。日本でもやはり同じような状況があるのではないかと思うと少し怖い。
食習慣の八大原則というものもまとめられており、上巻・中巻を補完するような内容。 -
自分の経験してきたこと(自身の病、新薬の研究開発業務から得た経験、栄養士としての経験、ローフーディスト、マクロビオテック愛好者の著書など)から感じていた違和感。「病気を治す」ということに対するつじつまの合わない主張の数々。それらを一掃してくれるすばらしい内容だった。
キャンベル博士の理論ほど確からしいものはない。栄養士である私のバイブルである。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。
通常の配架場所は、3階開架 請求記号:498.5//C14 -
プラントベースの食事の効果、そして肉食、牛乳の功罪を利害のために隠蔽する医学、製薬、食品業界を暴いた本。ようやく出た下巻。全て私的には既知だったが、2500年前のソクラテスの言葉が的を得てる。
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「贅沢な食事は家畜を育てるのに余計な土地が必要になって、土地が不足してしまうよ」土地の不足は隣国から土地を奪う方向に向かい、これがやがて暴力や戦争を引き起こすことになる。結果として裁判の必要性が出てくる。
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昨今のエネルギー問題を考える上でも実は身近な肉食のための家畜を減らすだけでもエネルギーをうんと減らせるという事実を金儲けにデメリットになっても国として謳うべきだと思う。地球環境が破壊されて被る甚大な被害額は今の状況を放置して得られる金儲けを凌駕するものになるのだから。 -
薬を扱う薬剤師として、考えさせられる内容。
上巻・中巻では、動物性タンパク質と疾患の関係を説き、野菜中心で未精製・未加工のまま摂取する必要性を訴え、下巻では食品業界・製薬業界との利害関係を指摘されている。
確かに薬は、原因療法よりも対症療法が多い・・・
薬剤師の使命に、「公衆衛生の向上及び増進に寄与し、国民の健康な生活を確保」とある。
今後は、薬だけでなく食品へも関心を広げていきたい。