本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901634212
感想・レビュー・書評
-
〝イエスとは何者だったのか?〟というのは、歴史上最大の謎のひとつです。
歴史的興味から、同様のテーマを扱った本を、これまでにも何冊か読みましたが、本書はカンタベリー大主教をはじめとして、数々の要職を歴任してこられた聖職者によって書かれたものでした。ですから、歴史的事実を基に、客観的にイエスという人物を考察するというのとは違って、あくまでも聖職者の立場と視点で書かれており、そこのところが少々もの足りないカンジでした。
しかしながら、当時彼の地でとんでもない何かが起こった。特にイエスが磔によって処刑された後に、天地をひっくり返すような、とてつもない出来事があったというのは、間違いのないことであると、益々強く思うようになりました。
そうでなければ、地方の小さな村の農家の娘の子として生まれ、30歳になるまでは大工として働き、その後わずか3年だけ、周辺各地を巡って教えを説いた人が、そして、その最期は歴史上もっとも哀れで、惨めな死に方をした人が、ユダヤの思想を覆し、ローマ社会にまで影響を及ぼし、二千年以上経ったいまも語り継がれているなんて考えられないことです。
イエスとは、いったい何者だったのでしょう?謎は益々深まるばかりです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初はつまらなそうに感じたが、読み進むにつれて実に良く整理され、イエスの教え、人格、主張、復活の真偽、聖書の信頼性まで実に幅広く議論を展開している。
全2件中 1 - 2件を表示