ミニモニ。でブレーメンの音楽隊

著者 :
  • ぺんぎん書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901978224

感想・レビュー・書評

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  • NHK教育テレビ「ドラマ愛の詩」枠で放映されたドラマのノベライズ本。

    当時、とにかく加護亜依ちゃんの大ファンで!!!
    だからこのドラマは加護ちゃん演じる雛子の物語が始まった第3部(第9回~)からしか観てなかったんだけど、最近なんだか急に懐かしくなって…他のヒロインたちの物語も気になっていたので、小説版を読んでみることにした。

    時代を超えて物語が繋がっていく構成って、個人的にとても好きで。
    時代を遡って徐々に明らかになっていく、おばけの健志と洋館の秘密。そして彼との交流を経て新しい人生の扉を開いていく少女たちの成長譚は、すごく読み応えがあった。

    ただ一つ残念だったことが。
    私がこの作品を好きになったのは、廃工場での騒動の折に、「もう大人の都合に振り回されたくないんだ!」という進さんに対して雛子が言った、「誰かて何かの都合に振り回されて生きてるわ!」っていうセリフが心に刺さったからなんだけど…なぜか本書ではそのセリフがカットされちゃってて、そこだけはどうしても不満~!
    でも、これ以外にもドラマとは設定とか微妙に違っている部分があるらしいので、もう一回ドラマの方も見直してみると面白いかも♪

    子ども向け番組でありながら、(今読んでみても)大人にも色々なことを考えさせる深い内容だなと思う。
    また懐かしくなった頃に読み返したいな~と思える作品だった。

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著者プロフィール

脚本家。連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007)に続き、連続テレビ小説2作品目の執筆となる。近松門左衛門の傑作誕生秘話を描いた木曜時代劇「ちかえもん」(2016)で第34回向田邦子賞を受賞。そのほかNHKでは、大河ドラマ「平清盛」(2012)、土曜ドラマ「夫婦善哉(めおとぜんざい)」(2013)、土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」(2017)など多数執筆。近作に8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」(2019)がある。

「2022年 『連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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