- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902022575
作品紹介・あらすじ
心やさしいレモとボノロンが起こした、きせきのお話。
ボノロン幻の第1話の完全描きおろし版!
大きな大きなクスノキがある、山奥の村―――。
村人たちは、この木を「天木様」と呼び、悲しいことやこまったことがあるとお祈りをささげていました。
村では、悪い病気がはやっていました。
どんな薬も効かず、天木様に住む神様にお祈りするしかありません。
村の女の子レモはこの病気でお父さんをなくし、お母さんも病気にかかっていました。
「神様…レモはわたしの宝もの…。どうかお守りください」
とうとう、お母さんも死んでしまいました。
やさしい村人たちは、天木様のそばに、おはかをつくってあげました。
ひとりぼっちになってしまったレモも、実は悪い病気にかかっていたのです。
お母さんのそばに連れて行って…と最後のお祈りをしたその時、オレンジ色の巨人がレモの前にあらわれました。
感想・レビュー・書評
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とある村には願い事の叶う大きな木があった。
あるとき、村に宝があるということになり、それが王様の耳にも入る。
宝を取られたくない人が井戸水に毒を入れて、病気が蔓延してしまう。
そんな村には王様も来ないだろうということを期待してだった。
村の人々に優しく接していたレモンちゃんのお母さんもついに病気に掛かって死んでしまい、大木の近くに埋葬される。
レモンちゃんは木の根元で寝起きするようになったが、ついにレモンちゃんも病気に掛かってしまう。
レモンちゃんの心の叫びを聞いたボノロンはレモンちゃんの願いを1つだけ叶えようと言う。
レモンちゃんは自分はいいので、村の人を助けてほしいと言う。
ボノロンの願いは絶対なのでレモンちゃんは助からなくなってしまう。
レモンちゃんはお母さんやお父さんのもとへはやく生きたかったのだった。
それを知ったボノロンはレモンちゃんを抱え、涙を流す。
ボノロンの涙はどんな病気にも効く薬だったため、レモンちゃんも病気が治る。
お母さんやお父さんの分まで生きようと決心するのだった。
一方、井戸に毒を入れた人の家はボノロンにより天誅が下り、火事になって燃えてしまったのだった。
ボノロンの絵本。
セブンイレブンの冊子は何冊か読んだことあるけれど、ちゃんとした本になったものは初めて。
冊子は結構な冊数が出ていると思うけれど、書籍になっているのはそんなにないみたい。
しかも、これが書籍になったものの1冊目のよう。
表紙の絵的に1冊目っぽい雰囲気だとは思ったけれど。
ボノロンの住んでいる木は世界中の木と繋がっている、とかそういう設定あったなあ…と懐かしい。
ボノロンの涙にはそんな薬としても効果もあったのか。
はやくお母さんのところへ行きたい、というのは切実。
死んだ人の分も生きるのを説くのは当然だけれども。
ボノロンは泣ける感動的な話ばっかり。
この話は泣かなかったけれど。 -
悪い商人が鉱石を独り占めするために
井戸に毒を投げ込んで
どんどん村人が死んでいって
女の子がお母さんに死なれちゃって自分も死にそうになったとき
巨人がやってきて
ねがいをかなえてくれた・・
って話
プロデュースはらてつお
誰かと思ったら「北斗の拳」とかの漫画家だって・・
なにこのギャップ・・
絵はぜんぜんいかつくなくて、
ちがうひとが描いてることがわかって
ちょっとホッ -
ボノロンの絵本シリーズ。セブンイレブンで偶数月の25日ころに無料配布している。
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多分、このお話も読んでいると思う。お金を出してではなくて、セブンイレブンのフリーペーパーとして、ずっと、最初のころから、ウチでは、読んでいた。この作者と北斗の拳とつながるの…ワタクシは北斗の拳の読者では、なかったのだけれど…『オデは、ボノロンだど…』読み聞かせに役立っています。