ルーマニアマニア

著者 : 三尾章子

• 書肆侃侃房 (2006年10月24日発売)

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパの東欧（中欧）地域への日本からの観光客は増加しています。しかし、旅行者に便利なガイドブックは、オーストリア、チェコ、ハンガリーまでで、その東側の国々に関しての出版物は少ないのが現状です。ルーマニアは、中世などの歴史的遺産が多く、５つの修道院や木造教会、中世の街などが世界遺産に登録され、年間1万3000人の日本人観光客が訪れ、静かな注目を集めています。
ドラキュラの故郷として、また、最近では「恋のマイアヒ」が世界でブレイクしました。ルーマニアは、バルカン半島の中で唯一のラテン民族の国なので、ドラキュライメージの暗さは、実はありません。親日感情はとてもよく、日本語教室も各地で開かれています。スローライフが話題となる日本人から見ると、車とともに馬車が普通に走る、古きよきヨーロッパの姿に懐かしさを覚えます。「ほっと」とか「のんびり」がぴったりの国。世界遺産人気も加わって、ルーマニアを訪れる人は増加しています。一般旅行者をはじめ、体験、留学、滞在者にも対応できるガイドブックです。

感想・レビュー・書評

[熊本 ててんごさんの感想 · 2022年6月3日]

素朴な国。昔の欧州がそのまま残っているようだ。物価も安そう。ゆっくり旅するには、適していそう。

[micさんの感想 · 2009年8月4日]

街歩き形式で書かれていて、実際にどういう風にまわろうかと思いをはせるのによい。
手書きの地図がいい味出してる。

[ちゃいろしろさんの感想 · 2007年2月27日]

イラストはかわいい。内容は、地中の歩き方と旅名人のダイジェスト版。旅行ガイドの体裁だけれど、個人旅行には使えなさそう。誰かに案内してもらう旅行や空想旅行になら、ぴったり。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/03/16]

みやこうせいのルーマニアの写真集は、図書館で借りて眺めてましたが、この本は知りませんでした。今度借りて読んでみようっと！

著者プロフィール

JTB 出版事業局（現JTB パブリッシング）ガイドブック編集部を経てフリーライターに。主に旅行、ハイキングガイドの執筆・編集。著書に『ルーマニアマニア』（書肆侃侃房）『スイスアルプスハイキング』（JTB パブリッシング）『ハイキングと立ち寄り湯』（山と渓谷社）など。

「2012年 『ルーマニア、遥かなる中世へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」