鑑真―転生への旅立ち

著者 :
  • 書肆侃侃房
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902108576

作品紹介・あらすじ

日本で初めて仏教の戒律を授けた鑑真は、日本に来て9年、763年、76歳の波乱の生涯を閉じた。日本朝廷の依頼で日本への渡来を決意したのは55歳のとき、しかしそれは苦難の道の始まりだった。当時の唐王朝の許可は得られず密出国の形で行われたからだ。5回におよぶ失敗にもめげず、6回目、やっと実現したが、その間、遭難、失明、弟子の死と幾多の苦難が襲い掛かる。最後の船出でついに日本本土鹿児島県秋目浦を経て、奈良へ辿り着き、唐招提寺が建立される。そこまで鑑真を駆り立てたものはなんだったのか。生と死の間を生き、日本において、別の生への転生を願ったのではないか……。ふんだんに収められた写真もまた、鑑真の心の旅を表出している。

著者プロフィール

一九四一年北九州市門司区生まれ。早稲田大学卒。一九六四年西日本新聞社入社。社会部、文化部、都市圏部、北京支局などに勤務。熊本総局長、文化部長、編集企画委員長、論説委員長などを務める。著書に『昭和史を歩く』(文献出版)『三国志の旅』(共著・西日本新聞社)『山本巖ブックレット001~006』(書肆侃侃房)など。

「2014年 『夢野久作の場所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本巖の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×