明治・大正・昭和の出版が歩んだ道: 近代出版の誕生から現代までの150年の軌跡 (本の未来を考える=出版メディアパル)
- 出版メディアパル (2022年11月25日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902251432
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明治時代の出版業の幕開け。
大正デモクラシーと共に成長しつつも時代背景から苦しむ検閲横行。
昭和戦後に起きた日配解散と検閲禁止による出版業の盛り返し。
近代出版の誕生から現代までの150年の間に出版業界がどう変遷してきたのか、時代背景に沿って説明されていてとても興味深く感じた。
今はたくさんの本があり、いろんな考え方に触れることが当たり前のようにできているけど、昔は多くの庶民に本から各思想を得られることが政府にとって脅威だったんだなと感じた。確かに思想を詳細に伝えられる本という手段はすごい物かもしれない。歴史を知ることで、本の意外な一面を知ることができた。 -
シリーズをまとめたもの。これから読む人はこの1冊読むといいと思う。若手から中堅まで、こんな時代があったと知るきっかけになると思う。
出版社一覧の現代表名が他社の社長になっていたり、それなりに大手な老舗のに現社名がなかったりと、誤植等も散見されたが、昔のことを知ることができる貴重な本。
IPやデジタルファーストなど、出版社に必要なノウハウは変わってきたが、なんとなく昔の記憶がある団塊の世代は辞めていっているし、ナレッジとして価値があると思う。
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