- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902543308
感想・レビュー・書評
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罪シリーズの第4弾。
【絶版】
文庫で再販。(2013.10)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
刑事と容疑者という運命的な出逢いを経て、今ではすっかり新婚状態の高梨と田宮。
そんな中、田宮をナンパしてきた男が殺され、高梨も事件の捜査に加わることに。
だが、容疑者として浮かび上がった美貌の社長秘書は、ヤクザのような男と共に姿を消してしまう―。
しかも、その共犯者らしき男は、高梨の元同僚で…。
愁堂れな&陸裕千景子のスペシャルコンビが贈る待望の『罪』シリーズ第4弾。
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罪シリーズ・4
文庫化の予定あり(2008/07/16) -
「罪」シリーズ第四弾。攻めキャラ良平君が何やら悩んじゃってイチャイチャしそこなってます。
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刑事×リーマン(罪シリーズ4作目)
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●あらすじ●</br></br>
刑事と容疑者という運命的な出会いを経て、今ではすっかり新婚状態の高梨と田宮。そんな中、田宮をナンパしてきた男が殺され、高梨も事件の捜査に加わることに。だが、容疑者として浮かび上がった美貌の社長秘書はヤクザのような男と共に姿を消してしまう------。しかもその共犯者らしき男は、高梨の元同僚で・・・。愁堂れな&陸裕千景子のスペシャルコンビが送る待望の『罪』シリーズ第4弾!</br></br>
●感想●</br></br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4946569480&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">罪な悪戯</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4946569480" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />は、まだ読んでいないのですが<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4902543303&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">罪な宿命</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4902543303" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />を読む限り、同じようなパターンで事件は一件落着、二人は蜜月狂態で変わりがないようなのでパスしました。楽しみにされていた方がいらっしゃたら、ホント御免なさい。
<blockquote>
「放せって」</br>
強引に抱き寄せようとするのに田宮が胸を押しやって抵抗し、暫し無言のせめぎ合いが続いた。</br>
「わっ」</br>
揉み合っているうちにバランスを失った田宮の身体を富岡は背後にあったベットへと押し倒し、上に伸し掛かってきた。</br>
「おい、冗談はよせ」</br>
さすがに洒落にならないと田宮が睨み上げるのに、</br>
「冗談なんかじゃないですよ」</br>
相変わらず瞳を輝かせた富岡が熱く囁きかけてくる。</br>
「我慢しようと思ったんです。でも浴衣の襟元から覗く田宮さんの細い首やら、白い胸やら、裾からちらっと覗く綺麗な脚やらを見ているうちに、欲情してきてしまって・・・」</br>
「馬鹿っ!何が欲情だっ」</br>
放せ、と暴れる田宮の身体を体重で押さえ込んだ富岡が、ゆっくりと顔を近づけてくる。</br>
「本当に好きなんです・・・」</br>
真摯な口調でそう告げたあと、</br>
「よせって!!いい加減にしろっ」</br>
抵抗を続ける田宮の唇を強引に塞ごうとしたその時------。
</blockquote>
相変わらず無防備な吾郎・・・・・・危険予知能力なさ過ぎ。人を信用しすぎるのも美点かも知れないけど、ここまで無防備だと高梨気の毒。また(!?)未遂で済んだからいいようなものの、この後、ヤキモチも焼かない怒りもしない高梨にも、なんだかなぁ〜と思わないでもないんだけど。それだけ安泰、信頼しあってるってコトで納得しておきましょう(渋々)</br>
相変わらずと言えば、またしても殺人事件に巻き込まれる吾郎。今回は殺された被害者と仕事上接触していただけですが、人間そう何回も死体にお目に掛かることがあるんかい!と軽く突っ込みましたが。まあ、刑事物でフィクションですから・・・・・・仕方なく納得(またかい!)</br>
今回吾郎よりも高梨メインのお話です。サスペンス+男の友情?ってとこですか。吾郎は富岡にちょっかいを出されつつ、何も言ってくれない高梨に悶々としてる状態。それにしても襲われかかった相手と飲みに行って酔っ払っちゃ駄目だよ、吾郎。試されているかのような富岡にも同情しますって。
<blockquote>
「・・・・・・署に戻るの・・・・・・十分くらい遅れても大丈夫かな」</br>
言いながら田宮がまたぎゅっと高梨のシャツを掴む手に力を込める。ぐい、と押し当ててきた下肢の熱さが彼の言う『十分』の内容を伝えていた。</br>
慎み深い田宮は、普段滅多に自分から高梨を求めるような言葉を口にしない。その彼が何故今、高梨に時間がないことを知りながらにしてこのような行為に及んだのか---。</br>
「ごろちゃん・・・」</br>
田宮は多分、不安に苛まれているのだろう。一緒に暮らし初めてそろそろ一年になろうとしている。常に相手に対する思いやりを忘れぬ彼は今、己の状態が普通でないと気づいているに違いない---それがわかっていながらにして尚、高梨は胸に秘めてる『あのこと』を口にすることが出来なかった。じっと見下ろすだけで口を開こうとしない高梨にまた、田宮が下肢を擦り寄せてくる。</br>
「・・・・・・良平」</br>
じっと己を見つめる黒い瞳が、部屋の明かりを受けきらきらと輝いて見える。その煌きが田宮の瞳いっぱいに溜まった涙であると気づかぬ高梨ではなかったが、どうしても胸の内を打ち明けることはできなかった。</br>
「・・・・・・十分なんて言わんといてや」</br>
かんにん、と心の中で詫びつつも高梨は田宮に微笑み、華奢な身体を抱き上げる。
</blockquote>
男同士の友情とか、けじめとか今回、男っぽい話でしたね。愛はどこに行った・・・・・・。高梨が忙しかったり入院したりと、吾郎×高梨のラブラブぶりは少し影を潜めた感はあります。でも揺るがないところは変わりなく・・・きっとまだ続くのねと。事件はいいから、この二人に嵐を!と思うんですけど・・・・・・意地悪ですよね。でも、何があっても許しあっちゃう二人には嫉妬や疑心なんて欠片も嵐の原因にはなりそうもないし。---ということは、また吾郎が殺人事件に巻き込まれて高梨が関わってのパターンか・・・って、そういうシリーズだから仕方ないのかしら。ブツブツ言いながらこの二人は好きなので、次が出たら読んじゃうんだけどねぇ〜。シリーズってどうしてもマンネリ化して来ちゃうものだけど、それをどう打破してくれるのか楽しみにしましょう。今回凄く自分が意地悪に思える・・・。</br>
別レーベルの<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4896016815&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">淫らな〜</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4896016815" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />シリーズのミトモがゲスト(!?)出演。山崎組長がなんとかとか、どっかで聞いたような〜って所もチラホラ。納刑事もどこかで聞いたような・・・記憶力無いので思い出せないのですがあちこちリンクしてるような気がします。サービス精神旺盛というか、そういったことお好きですよね愁堂先生。
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