プロジェクトFUKUSHIMA! 2011/3.11-8.15 いま文化に何ができるか (DOMMUNE BOOKS 5)

著者 :
制作 : 前田 毅 
  • K&Bパブリッシャーズ
3.33
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902800326

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原発問題で私は日本の排他的、村八分的な文化を思い起こした。原発から逃げられる人・逃げられない人がいる。まず逃げた、という言い方をする事は、故郷を捨てたと同意にも捉えられる。本人は避難しただけだとしても、周りからしてみれば好ましくないものと捉えられるのだろう。
    現状として避難出来る人、できない人がいる中で文化人としてどう福島と接触していくのか、それが求められていると思う。大友良英は放射能の問題とも誠実に向かい合いながら少しでも自分のできることをやった。僕はそれに立ち会うことはできなかったが、自分のしたいこと、できることをやろうと思えた本なのだ。
    まだまだ終わらない震災の問題。文化に何ができるのか、俺に何ができるのか、何がしたいのか、再考した本。

  • 遠藤ミチロウさん、大友良英さん、どちらも福島に文化がなくて東京に飛び出した人間。その人たちが、生まれた地域をどう思っているか……。彼らと同じように早くから飛び出した僕も、共感できる内容だった。福島とどう付き合っていくか、リスクもそれなりに受け入れながら寄り添うような形で生きていきたい。

  • フクシマのこと。当然年越しです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

ライター(Twitter→ @isoberyo)。著書『ルポ 川崎』 『令和元年のテロリズム』。『リバーベッド』が初の漫画原作となる。

「2023年 『リバーベッド(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

磯部涼の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×