「竜馬」という日本人: 司馬遼太郎が描いたこと

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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903174235

作品紹介・あらすじ

“日本の未来をつくるために”
歴史文学者として、文明史家として、そして独創的思想家として、
この国の「かたち」と「ひとびとの心」を見つめ続けた司馬遼太郎。
暗雲に覆われ、政治激動、経済沈淪の続く「閉塞した時代」、
こころの歪み著しい「虚無の時代」を、どう生きるのか。
国民的歴史小説『竜馬がゆく』や『世に棲む日日』、
そして『菜の花の沖』などを、比較文明学の第一人者が、
司馬遼太郎の人間学的空間のなかで精細に読み解き、
日本とは、そして日本人とは何かを問いなおす!

時代は動いている。
竜馬が、天を駈け、地を奔っている!
「おらァ、ニッポンという国をつくるつもりでいる。」
(司馬遼太郎『竜馬がゆく』より)

著者プロフィール

1949年、福島県二本松市生まれ。
東海大学大学院文学研究科(文明専攻)修士課程修了。
東海大学外国語教育センター教授(ヨーロッパ文明学科兼担)を経て、現在は桜美林大学非常勤講師。文芸評論家。地球システム・倫理学会理事。
専攻はロシア文学、比較文学、比較文明学。

主な著書に、『「罪と罰」を読む――〈知〉の危機とドストエフスキー』(新版、刀水書房)、
『この国のあした――司馬遼太郎の戦争観』(のべる出版企画)、『欧化と国粋――日露の「文明開化」とドストエフスキー』(刀水書房)、『司馬遼太郎の平和観――「坂の上の雲」を読み直す』(東海教育研究所)、『司馬遼太郎と時代小説――「風の武士」「梟の城」「国盗り物語」「功名が辻」を読み解く』(のべる出版企画)、『ロシアの近代化と若きドストエフスキー――「祖国戦争」からクリミア戦争へ』(成文社)、『「竜馬」という日本人――司馬遼太郎が描いたこと』(人文書館)、『司馬遼太郎とロシア』(ユーラシア・ブックレット、東洋書店)、
『黒澤明で「白痴」を読み解く』(成文社)、『黒澤明と小林秀雄――「罪と罰」をめぐる静かなる決闘』(成文社)など。

「2015年 『新聞への思い 正岡子規と「坂の上の雲」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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