子どもの「居場所」を求めて: 子ども集団の連帯性と規範形成

  • ななみ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903355139

作品紹介・あらすじ

「今,学校に子どもの『居場所』はあるのか」という問いに対し,筆者は実例実証的,理論的な研究を長く積み重ねてきた。「いじめ」「学級崩壊」等の現象は,本来規範を内面化する「主体」を形成するべき「近代学校」が,規範を内面化できない子どもを生み出し,子どもにとって「居場所」のある学校あるいは学級形成は,もはや不可能であることを示しているのであろうか。教育研究者として教育実践にかかわる筆者は,学校教育制度の限界を指摘するのみにとどまらず,学校が規範を内面化した「主体」を育成し,子どもたちの「居場所」となるような場として再生するために,大人たちはどうすればよいかということを深い論考によって明らかにしようとしている。幼稚園教育や小学校教育の現状を克服し,近代学校を実現しなければならないという強い思いを窺うことができる。

著者プロフィール

1936年 東京都生まれ
 東京教育大学大学院博士課程満期退学
 北海道教育大学釧路分校を経て東京学芸大学教授退官
 日本女子大学教授を経て聖徳大学教授
 東京学芸大学名誉教授,前日本保育学会会長,前野外文化教育学会会長
 中央教育審議会幼児教育部門専門委員,日本学術会議
 子どもを元気にする環境づくり戦略・政策委員
著書 『保育実践に学ぶ』建帛社
   『年齢別保育実践シリーズ 遊びが育つ 1歳から5歳』フレーベル館
   『「遊び」の探求』生活ジャーナル社(共著)
   『保育援助論』生活ジャーナル社
   『子どもの「居場所」を求めて』ななみ書房(共編著)
   『遊び保育の実践』ななみ書房(共編著)
   『遊び保育論』萌文書林
   『授業実践の限界を超えて』ななみ書房(共著)
2019年 没

「2023年 『めばえ幼稚園の保育実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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