正笑ペッパーランチの経営学

著者 :
  • エフビー
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903458007

感想・レビュー・書評

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  • ペッパーフードサービス創業者、一瀬邦夫さんの自著。

    ペッパーランチに対する強い愛情がヒシヒシと伝わってきます。

    ペッパーランチに関して特に強調されているのは、新調理システム(独自開発の電磁調理器と特殊鉄皿を組み合わせたもの)です、

    コックさんに依存せず、オペレーションの簡単な仕組みを可能にしたのが新調理システムです。

    いろいろな失敗(倒産の危機)についても書かれていて、興味深かったです。

  • ペッパーランチを展開するペッパーフードサービスが
    東証マザーズに上場した2006年の書籍です。
    BSEショックを乗り越え、海外にまでその店舗網を拡大していく
    ペッパーランチの強さが理解できる一冊でした

    創業から36年、一代でペッパーランチを全国に展開し
    見事に上場企業の仲間入りを果たしたペッパーフードサービスの強さと今後の展望が
    一瀬邦夫社長の言葉で語られています。

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    お願い
    助けて下さい
    このままでは本当に困ります
    美味しく安心な
    米国産のお肉です
    食べに来て下さい頑張ります
    店長
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    これは、BSEが発生した時に実際に
    ペッパーフードの店舗で張られていた文章です。

    BSE発症とそれに伴う風評被害に対する対策として
    著者が自分で作成し店舗に張りにいった内容です。

    BSE問題は肉を扱う業界に大きな影響を与えました。
    多くの焼肉店は業績を落とし、中には廃業に追い込まれていきました。
    ペッパーランチにも、当然その波は襲いかかりましたが
    上記の張り紙の対応でもわかるように
    その業界を襲った試練すら成長の糧とする当社の強さの裏側がわかります。

    それ以外にも、ペッパーランチの強さが紹介されています

    改良を重ね、調理の標準化をもたらした電磁調理器は特許を申請し
    業態そのものが参入障壁となっている点や

    フードコートへの出店をきっかけに、システム化のノウハウをため
    大学構内や競馬場内にも店舗を展開する点など

    事業を立ち上げる過程のトライアルアンドエラーで新しいものを生み出し続けています。

    オーナー経営者のリーダーシップを学ぶことが出来るとともに
    今後のペッパーフードサービスの活躍に期待を持たせる
    まさにマザーズ上場記念出版にふさわしい内容の一冊でした。

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著者プロフィール

1942年10月、静岡市生まれ。高校卒業後、コック修業を経て、70年「キッチンくに」を開業。94年には、低価格ステーキ店「ペッパーランチ」のフランチャイズを展開。韓国ソウル出店を皮切りに海外に積極出店、現在12ヵ国に191店舗(2015年1月末、国内には177店舗)。2013年12月に「いきなり!ステーキ」を銀座に開店。一般社団法人日本フードサービス協会正会員、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会理事を兼任。

「2015年 『いきなり!ステーキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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